第149話
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ませんでしたが。」
「私はできれば遠慮したいの……」
エレナとナユタが互いの顔を見合わせて苦笑している中、ノイは疲れた表情で呟いた。
「フッ、トマス達やバルクホルン老が目にかけている噂の”紅き翼”の実力には興味があったのだが、我らが主神直々の指名とあらば仕方ないな。」
「いや〜、君らマジでよかったな〜。”最強の星杯騎士”にして君らも知っている”鋼の聖女”とも互角にやり合える総長を相手にする必要がないだけ、まだマシやで?」
「そうね。言葉通り”女神の御慈悲”ね。」
セルナート総長が若干残念がっている中ケビンとルフィナは苦笑し
「フフ、けど僕達の事を甘く見て貰っては困るよ?」
「私達―――七耀教会が崇める存在にして真の主である”空の女神”直々の勅命とあらば、”星杯騎士”として全力で皆さんの試練の相手を務めさせて頂きます。」
ワジは口元に笑みを浮かべてリィン達を見つめ、リースは静かな表情で答えた。
「ハハ……七耀教会の使い手達に遥か昔の”英雄”達、そして空の女神自身が相手か。最後の最後にとんでもない”壁”が立ちはだかってきたね。」
「ですが、僕達が一丸となれば超えられるはずです。」
「はい!私達ならきっと大丈夫です!」
「へっ、空の女神自身に俺達の”勝ち”を認めさせるなんて面白ぇじゃねぇかっ!」
「ああ……!散々難癖をつけて俺達に無茶な条件を呑ませた事も含めて倍返しにしてやろうぜ!」
「ハハ、まさか”空の女神”に挑む機会が訪れる事になるとは夢にも思わなかったな。」
「……問題は今の私達の戦力だけでエイドス様に認められる事ができるかですね……」
「そうね……こんなことになるのだったら、エステル達にも声をかけてあたし達に同行してもらうべきだったわね。実力が完全に未知数で”女神”のエイドスさんに対抗する為には同じ”女神”であるフェミリンスさんや”神”の力を宿すエステルが必要だと思うし……」
苦笑しながら呟いたオリヴァルト皇子の言葉に決意の表情を浮かべて答えたセドリックの言葉にトワは力強く頷き、アガットとアッシュは不敵な笑みを浮かべ、ジンは苦笑し、静かな表情で呟いたエレインの言葉に頷いたシェラザードは疲れた表情で溜息を吐いた。
「―――――では準備が整ったら私に話しかけてください。”試練”を行う場所へと案内しますので。」
その後準備を整え、更にカレイジャスから援軍としてパトリック達”騎士団”の面々も呼んで来たアリサ達はエイドスに準備を終えた事を伝えた。
「―――――どうやら準備が整ったようですね。一応念の為に確認しておきますが、私の”試練”に挑む為の貴方達が動員できるメンバーはそれで”全て”ですか?」
「はい、”
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