第149話
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〜鳳翼館・ロビー〜
「ぼ、僕達が”空の女神様による試練を乗り越える”事ですか……?」
「ちなみにその”試練”の内容ってどんなのなの〜?」
エイドスが口にした”もう一つの依頼であるゼムリア連合の調印式に空の女神自身も立ち会う事”についての条件をを聞いて不穏な空気を感じ取ったマキアスは不安そうな表情で訊ね返し、ミリアムは真剣な表情でエイドスに訊ねた。
「”新たな時代が訪れる事になるゼムリアの恒久的な平和の為にゼムリアにとっては唯一神である空の女神を立ち会わせる資格が今のゼムリアの人々にあるかどうかを確かめる為”に貴方達が現代のゼムリアの人々を代表して貴方達自身の”力”もそうですが”絆”を空の女神に示す事――――――要は空の女神による貴方達への”力試し”です。」
「ふえっ!?エイドスさんによるわたし達への”力試し”って事は……!」
「ま、まさかとは思いますけど……私達がエイドスさんと実際に戦って、エイドスさんに私達の”勝利”を認められろって事ですか……!?」
エイドスの説明を聞いて状況を察したアリサ達がそれぞれ血相を変えている中ティータは驚きの表情で声を上げ、アネラスは信じられない表情でエイドスに確認した。
「ええ。――――――ちなみに”人数制限はありません”から、貴方達の”全て”を出しつくして空の女神に挑んでくださって結構ですよ。」
「に、”人数制限はない”って事はエイドス様御一人で私達全員と戦われるという事ですか……!?」
「早とちりはしない方がいいわよ。――――――”空の女神は空の女神のみでアタシ達と戦う事までは明言していない”から、そっちの星杯騎士達もそうだけど空の女神の両親や先祖も相手になるかもしれないわよ。」
エイドスが口にした更なる驚愕の条件にアリサ達が再び驚いている中信じられない表情で確認したエマにセリーヌは目を細めて忠告して警戒の表情を浮かべてセルナート総長達を見回し
「私の言葉をどう受け取るかは貴方達の自由です。――――――ですがアインさんに関しましては”審判を務めてもらう事は確実”である事はこの場で明言しておきます。」
「ア、”アインさんに関しては審判を務める事が確実”って事は僕達もエイドスと共にオリビエさん達と戦う可能性があるという事か……」
「私達は正直遠慮したいのですけど……今回の場合は仕方ないですね。」
「フフ、そうね。」
エイドスの説明を聞いてある事に気づいたアドルは表情を引き攣らせ、フィーナの言葉にクレハは苦笑しながら答え
「何だか”影の国”の”試練”を思い出しますね。」
「アハハ、そうですね。まさか今度は自分自身が”試練”の相手を務める事になるとは思い
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