暁 〜小説投稿サイト〜
クラディールに憑依しました
団欒してみました
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ないわよ、歩けなくなるの嫌だし――――それに、リアル世界に戻ったら戻ったでリハビリ大変そうだしねー」
「まぁ、ベッドの上で眠りっ放しだしな、リハビリに何ヶ月かかる事やら…………」

「あの……約束しますから教えてください」
「あー、悪かった、今教えるから」


 それから理論にもなっていない、適当な説明で超適当に教えたのだが、
 それぞれ自分の物にしようと、薄着のままで飛んだり跳ねたりと部屋の中がカオス状態に。
 終いには俺がそれぞれの踏み込みフォームを手取り足取りチェックする羽目になった。


「何度も言うが、学生の時に齧った程度の技術だからな? 本職に鼻で笑われるから人の居る所で使うなよ?」
「はいはい、解ってるわよ、あんたの踏み込みをチョット真似してるだけじゃない、あんまり煩く言わないでよ」
「あ、ちょっと速くなった気がします!」
「そら絶対嘘だ!」

 こんなド素人の思い付きアスナ達の動きが更に速くなったかどうかは――――想像にお任せする。
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