第七十二話 キャンバスライフその三十五
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「ですから」
「そうなのね、わかったわ」
それならです。
「無理強いはしないのもおみちだしね」
「そこもいいところですね」
「ええ、だからね」
「それで、ですね」
「お話をしてくれたら」
それならです。
「いいと思うわ」
「それでは」
「ただ同じ八尾市っていうのが」
このことはです。
「凄い奇遇ね」
「本当にそうですね」
「お母さんが引っ越した先がそうなんて」
「それもお引き寄せですね、先輩と僕はこのことでも縁があったんですね」
「何でそうなるの?」
私は新一君の今の言葉にはジト目になって反論しました。
「お引き寄せは高校であったけれど」
「それだけでなくて」
「八尾市でもなのね」
「同じ奥華ですしね」
「そう言われるね」
私としてもです。
「そう思えてきたわ。色々困ったこともあるけれど」
実は私をからかうのはいいです、先輩達への剥き出しの嫌悪感だけはどうしても許せないと思っています。
「これもお引き寄せね」
「あらゆる意味でそうですね」
「神戸でもあったし」
実家の方でもです。
「もうこれはね」
「完全にお引き寄せで」
「八尾市でもなのね。ただね」
私はあらためて思いました。
「おみちのことは別にして八尾市におられるなら」
「母方のお祖父ちゃんとお祖母ちゃんにもですか」
「お会いしたいわ」
「じゃあ天下茶屋に行って」
「それで八尾市でもね」
丁度大教会があるし、です。
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