黒猫を拾いました
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てお金だけでも払いますから」
「いや、結構だ――――その代わりこちらの要請に応えて貰おう」
「…………一体何をすれば良いんですか?」
「ウチのシリカを君達のパーティーに混ぜて貰おう、情報交換やレアアイテムの買取など、互いの有益になる事は色々ある」
「情報交換って言っても、攻略組の人達に渡せる様な情報なんて…………」
「攻略組はその名のとおり、次の階層を目指して活動している為、細かいクエストやレアアイテムを探す時間がない。
情報屋を間に挟んだりすると、時間と引き換えに高い金額を要求されるのだ、君達が協力してくれるとありがたい」
「それじゃあ俺達はクエストを探したり、レアアイテムを見つけたら報告すれば良いんですね?」
「そのとおりだ…………こちらもシリカを預けられるパーティーを探していてね、サチ君も居る君達のギルドなら信頼できそうだ」
「あの、その――――ありがとうございます…………でも、装備のお金は必ず払います、直ぐには無理ですけど、必ず」
「…………わかった、使い道の無い装備だった物だ、そちらの都合の良い時にでも払ってくれ」
「――はい」
こうして、月夜の黒猫団にシリカを預ける契約が成立した。
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