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ハッピークローバー
第五十一話 暴力の代償その十二
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「確実に捕まるわよ」
「犯罪だから」
「そうした先生達は自衛隊を嫌いなこと多いけれど」
 何故か暴力やら性犯罪やらを行う教師はそうした傾向がある、自衛隊を暴力組織だの言うというのにだ。
「自衛隊でも悪いことしたらね」
「捕まるわよね」
「警務隊ってあるのよ」
「聞いたことあるわ、自衛隊の中の警察ね」
「昔の軍隊で言うと憲兵よ」
 憲兵とは軍の中の警察である、戦後日本では国家権力の弾圧組織の一つに思われていたが実は違うのだ。
「そうした組織があるから」
「そこに言えばいいのね」
「そうしたら捕まえてもらえるわ」
 悪事を行えばというのだ。
「その時はね」
「そうなのね」
「その分ちゃんとしてるのよ」
「自衛隊の方がなのね」
「暴力にはね」
 そうした教師が嫌っている組織の方がだ。
「それも遥かによ」
「学校って隠すところ多いから」
「ばれても最初はシラを切るわね」
「ええ」
 留奈はビールを飲みながら応えた、二人共ご飯は食べ終えておかずの残りでビールを飲んでいる。母もそうしている。
「確かにね」
「それでシラを切りきれなくなるでしょ」
「そこから苦しい逃げに走るわね」
「いじめなんかそうよね」
「加害者の個人情報やらどんどん出てもね」
 住所氏名等が全て出る、勿論そこに突撃する者も出る。
「そんな対応しかしないでしょ」
「そうしたのを見たら」
「そうよ
 まさにというのだ。
「学校がちゃんと対応してくれるなんてね」
「思わないことね」
「だからよ」
「警察なりマスコミなりに行って」
「ネットでも言うのよ」
「そうしたらいいのね」
「特にネットだといじめや先生の暴力に凄く反応する人いるのよ」
 留奈にビールを飲みながら話した。
「そうした人達がよ」
「そうした先生を攻撃してなのね」
「協力してくれるから」
 中には協力せずに勝手に動く。
「だからね」
「ネットが一番いいのね」
「そうした先生をどうにかするにはね」
「そんなやり方もあるのね」
「そうよ」
 まさにというのだ。
「世の中にはね」
「色々なやり方があるのね」
「暴力に向かうにはね」
「暴力にはより強い力なのね」
「暴力には暴力じゃないのよ」
 母はそこは注意した。
「断じてね」
「それじゃあ同じよね」
「大体相手が男の人だと負けるでしょ」
「向かっていっても」
「相手もそれわかっていて振るってくるし」
 自分より体力も体格もない女性や生徒に対してだ、ここには立場もある。先輩後輩で後輩に行う場合はそれもあるのだ。
「だったらよ」
「拳では向かわないで」
「頭を使うことよ」
「そうすればいいのね」
「そうしたらむしろ徹底的にやっつけられるわよ」
 出してきた梅干を肴に
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