捜索開始しました
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、チンクちゃんコイツ覚えてます?」
「ああ、前に見た事がある、私達を馬鹿にしていた」
「マスター、今この方はどちらに?」
「仕事が出来ない程度に潰して、こっちの収容所にいる筈だが……魔法関係者なら甘かったな」
「あら? コイツ大通りでドライブなんかしてますね?」
「収容所の方は?」
「結構なお金が支払われて仮釈放されてますわ」
「テロで仮釈放ってどうなってるんだ?」
「お得意様は管理世界でも大きな会社やってるみたいですね、聖王教会にご報告かしら」
「ドゥーエ、高町家から護衛始めてくれ」
「わかりました」
「保育園どうするかな、あいつ等バラバラだから暫く休ませた方が良いか?」
「マスター、奴等の拠点判りましたわ」
「おー、早いな、どこだ?」
「このレジャーランドの系列でこの施設ですわ、サーチャーを向かわせましたけど対策されてます」
「真っ黒か」
「ええ、それと衛星軌道上からの過去データを漁ってみたらこんなものも」
数台のトラックに聖王教会のバッグとレリックが収められた箱が四つ。
「運び込んでるな」
「ガジェットの部品らしき物も確認できますわ、ドクターの研究を押さえてるみたい」
「……不味いな、現状で投入できる戦力が一人しか居ない」
「聖王教会からのお返事を待って作戦会議ですわね」
「あまり頼りたくはないんだがな」
「……あのマスター、クアットロちゃんにご褒美は貰えますか?」
こちらを見つめるクアットロに、全力で尻尾を振っている犬が見える。
「……何が欲しい?」
「マスターの熱い口づけを!!」
「……口づけは無理だがスキンシップはたっぷりしてやろう、着いて来い、では作戦会議はこれまで、聖王教会からの返事待ちだ」
「キャー、クアットロちゃんはこれから大人の階段昇っちゃいます〜」
クアットロと手を繋いで部屋に入った後、後ろ手に鍵を閉める。
「あの、マスター……」
「ベッドに座ってくれ」
「……はい」
「こうしてゆっくり話すのは初めてだな」
「……はい」
「ご褒美だけどな、今はコレで勘弁してくれ」
クアットロを胸に抱きしめてそのままベッドに押し倒した。
「次の予定が入るまでずっとこうしてよう……嫌か?」
「……いえ、このままが良いです……ずっとこのまま……」
「……クアットロ?」
「……」
暫くすると寝息が聞こえてきた。
俺も寝るか、朝っぱらからクアットロに起こされたせいで微妙に眠いしな。
次の予定なんて夕方ぐらいまで来ない方が良い、グッスリ眠りたい。
魔法で毛布を取り出してクアットロと二人、夢の世界へ繰り出した。
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