捜索開始しました
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「まあ、ベッドが届いたらゆっくり寝かせて貰うよ」
「了解、朝食作ったが食うか?」
「今は食欲が無いから止めとく」
「そうか、冷蔵庫にも入れてあるから後で食べてくれ」
「あいあい、頂くよ、さて、シャワーでも浴びてすっきりするかね、一緒に入るかい?」
「遠慮しておく」
「そうかい、私は何時でも良いからね」
「はいはい」
「クアットロちゃんは今直ぐにでもッ」
ゴスっ!
「飯は大人しく食え」
「YES,マスター」
「おはようございます、マスター」
「ああ、おはよう」
目を擦りながら現れたのはチンクだ。
大きなシャツをパジャマ代わりにしてるせいで肩まで見えてる。
「服とか日用品も買いに行かないとな」
「いえ、バリアジャケットを着れば良いだけですから」
「何処かで聞いた台詞だな、とりあえず、朝飯を作ったから食え」
「はい、いただきます」
「箸使えるか?」
チンクに向けて箸を開いたり閉じたりして見せる。
「……覚えました、大丈夫です」
「姉妹揃って流石だな」
「いえ、コレくらいなら問題なく」
「おはよございます、マスター」
「おはよう、ドゥーエ、朝からその格好は刺激的だな、目のやり場に困る」
シャツ一枚でうろつくなよ。
「マスターにでしたら問題ありません、脱ぎましょうか?」
「止めてくれ、マジで」
「遠慮しなくても良いんですよ?」
後頭部と肩に胸を押し当ててくる。
「子供相手に変な事しないでくれ」
「都合の良い時だけ子供なんですね」
「腕に力を込めるな、さっさと飯を食え冷めたら不味くなる」
「はい、マスターの言うとおりに」
「クアットロちゃん負けませんわ!!」
キッ、とクアットロがドゥーエの胸を睨んでるが触れないで置こう。
朝食も終わり、昨日割り出したデータに目を通しておく。
「こっちがあたしが調べた海鳴で潜伏できそうな場所と、こっちがクアットロが絞った捜索図」
「結構絞られてるな、どう言う基準でやったんだ?」
「此処の通りと此処の通りはカメラが設置してあって逃走前まで映像を遡りましたが、それらしき人物も車両も無し、車両照会からも当たってみましたけど殆ど白でしたわ」
「……あと数日もすれば海鳴の人脈全部覚えられるんじゃないか?」
「それくらい余裕ですわ、もっと褒めてください、マスター」
クアットロのスペックを考えるといつまでも海鳴に置いとく訳には行かないな、レリックの捜索もあるし……どうするかな。
「……ところで、コイツを見てくれ、どう思う?」
以前サーチャーで記録したデータを表示する。
「コレは?」
「前回海鳴に来た時にテロ騒動をやらかした馬鹿どもだ」
「……あら〜、あらあら
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