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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第9話 不吉な事件
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「うおおおおおおおお!!!!」
叫び声を上げながら爆風と追いかけっこを続け………
『抜けました!!』
「よし!!」
何とか逃げ切ったのだった………
「レイ………夜美………」
フラフラになりながら俺と夜美に抱きつくライ。
「全く、俺が家族を残して死ぬわけ無いだろうが………」
抱きつき涙を流すライに優しく撫でながらそう呟く。
「心配かけたな」
夜美も同様に優しく声をかける。
「レイ、夜美………僕、僕………」
「ライは悪くない」
「ああ。間違っていない」
夜美がそう言うと静かに泣き出すライ。
それを夜美と共にしっかり抱きしめた。
「零治、一体どうしたんだ?ブラックサレナだったから転移するものだと思っていたが………」
「いきなりAMFが発動して転移が使えなくなった。だから天井を突き抜けて逃げたんだが………」
「AMFだと………?」
「一体誰………?」
フェリアとノーヴェが考えるが当然答えなんて出る筈も無い。
だが………
「まあいい、取り敢えずこの場を早く離れよう………話を帰ってからでも出来る」
「………だな」
パトカーのサイレン音が遠くから聞こえ、俺達は見つからない様に取り敢えず家の近くの公園へと向かった………
さて、公園で一度落ち着いた俺達は有栖家、加藤家、アルピーノ家が集まり、有栖家で今回の話をすることにした。
それに加え、一応その事件に一番詳しいシャイデとその娘のリンスも呼んだ。
少々大所帯で狭苦しいが、基本的に話の中心になりそうな俺とシャイデがキッチンから話す事にした。
「取り敢えず今回の事件だけど、分かった事が2つある」
「2つ?」
「先ず、あの不良にバリアアーマーを預けた奴の目的がベヒモスを探している事が分かっている。そしてそのデータが何故かこの地球にあるみたいだ」
「あれってレイとウォーレンさんとシャイデの活躍で解決したんだよね?」
「まあそうなんだが、その事件を起こそうとした犯人は捕まえただけなんだ」
「あの事件で冥王教会のトップは捕まえたけど、開発者を捕まえたとは聞いていないわ」
シャイデが補足してくれるので詳しく皆も知ることが出来る。
「それもクレイン・アルゲイルなのですか?」
手を上げて質問するキャロ。相変わらずの真面目さである。
「それは分からない。あの時の事件じゃクレインの事は知らなかったし何とも言えないわ」
「じゃあやっぱり………」
「いや星、恐らく今回はクレインは関わってないと思う」
「えっ?じゃあ誰なんスか?」
「それは分からないが俺の予想は冥王教会の残党だと思っている」
「残党………?」
セイン
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