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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第9話 不吉な事件
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ってまだなんすか?仲間を増やしてもっと暴れたいっすっよ………」
「悪いな、あの男現れるのはいつもいきなりでよ………」
「でもこれはいいっすよね、全身隠れるから誰だか分からないし、喧嘩だって傷ひとつ負わずに勝てるし、警察もまだコスプレと思って本格的な調査はしないし。上ともめてるんじゃないっすか今頃?」
「ありそうありそう!!『鎧着た奴がいて銃も効かなくて!!』って言っても普通『こいつバカじゃねえの?』って思うだけだもんな!!」
「最高だよ本当に。誰が考えたか知らねえが最高傑作だよ」
そう言って土門と呼ばれた男は手のひらサイズの電子器機を見つめる。
(後は、奴との約束の蒼い宝石って奴を探すだけだな………まあ期間は特に指定されてねえし急がなくてもいいか………だがもっと追加も欲しいし………)
「誰だてめぇ!!」
土門の仲間内の1人が大声をあげた。
それによって土門も我に返る。
「いやぁ、ちょっとウチの学校の生徒が絡まれたからお礼参りしにきた」
と慣れ親しんだ友達に言うように言った。
そんな零治の行動に呆気にとられる不良達。
そして………
「「「「「わははははは!!!!」」」」」
不良達の笑い声でその場が包まれた。
「バカじゃねえのか!!たった2人に何が出来んだよ!!」
そう言って向かってくる不良を桐谷が回し蹴りで吹っ飛ばした。
「卓!!………てめぇ………」
「取り敢えず全員動けなくして警察につきだしてやるよ」
「この野郎………!!」
「いいぜ、舐めてやれるのも今のうちだ………セットアップ!!」
そう言うと土門の男の体が光だし、その体全体に装甲が展開される。
「バリアアーマー!?」
「何で地球に!?」
「ほう、これを知っているって事はお前逹魔導師って奴だな………この町に居るとは聞いていたが………ならば話が早い。この中に『ベヒモス』って奴を知っている奴はいるか?」
「お前、何でベヒモスを!?」
「お前だな………俺はついている………データを渡してもらおうか。それがあれば更にこのアーマーを手に入れる事が出来る」
そんな言葉に零治は混乱してばかりだ。
(データ………?まさかあのベヒモスのデータが流出しているのか!?)
「零治………」
「ああ、更に見逃せない事態になってきたな………ラグナル!!」
「セレン」
「「セットアップ!!」」
そんな桐谷との会話の後、それぞれバリアジャケットを展開する。
「な、何だ!?」
「服が変わった!?」
「刀や剣持ってるぞ奴等!!」
「ビビるな!!こっちは全身装甲だ!!お前逹もさっさと展開しろ!!」
土門がそう言うと取り巻き達もそれぞれバリアアーマーを展開する。
「まだ管理局でも配備
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