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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第9話 不吉な事件
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じゃあいい加減寝るか」
「うん、流石のアタシも眠いや………」
部屋の電気を消し、元の姿に戻ったアギトは自分の寝床に戻り、そして直ぐに眠りについた………
「で、話って何ですか?」
「あのね実はちょっと厄介な案件があってね………」
会長の話はこうだ。
近頃、この海鳴市に大きな不良グループが出来てて、問題になっているらしい。
何でも不思議な鎧を使うらしく、警察も手に負えなくなりつつあり、ここも例外ではなく被害が出ていた。
そして会長は独自のルートで彼らの居所をつかんでいた。
それって何なんだろう………
「それで俺達ですか………」
そう答えたのは桐谷だ。
桐谷も俺と同じように会長に呼ばれていた。
「ええ。もしかしたらはやてちゃん達の世界の話が関係してくるかもしれないから………」
会長は俺達の秘密を知っている。
きっかけは家に居候しているセッテが原因で、以前に偏った正義で暴れまわっていた時、不意に使ってしまったブーメランブレードをたまたま通りかかった会長が見てしまったのだ。
見られてしまったからには秘密にするのも悪いと思い、俺達の秘密を会長には話したのだ。
最初こそ驚いていた会長だが、俺の話を真摯に受け止め、完全にでは無いが理解してくれた。
対応も変わらず、いつも通り接してくれる。
本当に頭が上がらない………
「分かりました、俺達が探ってみますよ」
「だな。メンバーは俺と零治だけでいいか」
「だな、一応不良が大勢居る場所に星達を連れて行きたく無いからな………」
「ごめんね2人共、気を付けて………」
「「はい」」
こうして俺と桐谷はその噂になっている不良グループについて調べる事にした………
「なのに何でいるのかね………」
「師匠のいるところ私アリです!!」
「ディード………オットー………」
「ごめんなさい………」
「むしろ頑張ったほう」
「零治、2人のせいじゃ無いだろうが………」
「分かってるよ………はぁ………」
星達にも内緒にしてあり、誰も知らない筈なのにこの3人は俺と桐谷を校門前で待ち伏せしていたのだ。
『私と師匠は見えない糸で繋がれているんです!!』
以前言われた事を思い出した。
本気でスカさんに身体検査を受けるべきかもしれない………
「いいからお前達は帰れ。不良の中にお前達みたいな女の子を連れていくわけにはいかない」
「むしろセッテがいると更に面倒になりそうだから勘弁してくれ」
「いえ!!及ばずながら連れていってもらいます!!!」
「ディード、オットー………」
「何奢ってくれる?」
オットーは何か頼むごとに見返りを
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