第75話 平原での戦い
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変えたようだ。去っていくキリカさんとグラッツさんには見向きもしない。
「来るぞ、お前ら!」
魔獣がチェーンソーを振り回しながら襲い掛かってきた。俺はその一撃を避けて懐に潜り込んだ。
「チェーンソーの扱いはシャーリィの方が遥かに上だな!」
俺はいつも戦場で出会うと殺しあいを求めて来る腐れ縁の紅い髪の少女を思い出しつつお粗末なチェーンソー裁きの相手を挑発した。
「紅葉切り!」
胴体を斬りながらバトルスコープを構える。魔獣は俺に攻撃をしようとしたが横からエステルの金剛撃を当てられて大きく怯んだ。
「名前は『スパイダー』……見たまんまだな。アーツは耐性があるのか。皆、コイツにアーツは効きにくいぞ!」
「なら直接斬ればいいだけだ!」
アガットさんはそういって大剣を魔獣の頭に叩きつけた。その衝撃で三つの目のうち一つが破損したようだ。
「ラ・フォルテ!」
オリビエさんが支援系のアーツで補助してくれた。これは攻撃力を上げるヤツか。
「ナイスよ、オリビエ!とりゃあ!!」
「喰らえ!」
エステルとアガットさんの一撃が4本あった足の二つを破壊した。バランスを崩した魔獣は倒れそうになった。
だがその時だった、魔獣の背中が開いてミサイルが飛んできた。
「クイックドロウ!」
だが放たれたミサイルはオリビエさんが全て撃ち落とした。
「終ノ太刀『暁』!!」
「ファイナルブレイク!!」
怒涛の連続斬りを浴びせた後アガットさんの放った大きな衝撃波が魔獣を吹き飛ばした。チェーンソーも折れて体もボロボロだ、やったか?
「ピピ……ピピピ……」
「なんだ?」
「変な音がするわ?」
魔獣から変な音がしたことに俺達は首を傾げる。もう動く気配はなさそうだが……
「嫌な予感がする、皆離れるんだ!」
俺は嫌な予感がしたのでその場を離れるように全員に行った。アガットさんも何かを感じたらしくすぐに魔獣から離れた。
そして……
ドガァァァァァァァン!!
凄まじい衝撃と共に魔獣が爆発した。
「ば、爆発した!?プチデッガーみたい!」
「威力はそんな優しいもんじゃねえけどな」
エステルは自爆する魔獣のようだと言うがアガットさんはあんなもんじゃないと言う。
「でもなんだったんだろうか?あれも結社が関係しているのか?」
「うーん、調べようにも木っ端微塵だからね……今は報告をしに戻った方が良いと僕は思うよ」
「そうですね、グラッツさんの容体も気になりますし早く戻りましょう」
オリビエさんの言葉に俺も頷いて急
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