第二千四百三十話 箸が言われるなら
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第二千四百三十話 箸が言われるなら
デンマークも深刻なお顔です、飲んでいないと気絶しているのは明らかです。
「箸で言うならフォークやナイフもだっぺか?」
「はい、韓国さんがふと思われましたら」
「言うかも知れないな」
「日本で評判になったら要注意あるぞ」
「そんな奇天烈な主張が公になるなんて信じられないっぺ」
デンマークにしてはです。
「確か人にも影響が及ぶっぺな」
「私の偉人の多くがそうなっています」
「最近だと大谷翔平さんだな」
「孔子もあるしな」
「じゃあアンデルセンさんもだっぺか」
デンマークは自分の偉大な童話作家を思い出しました。
「日本で人気が出たらだっぺか」
「もう人気が出ています」
「世界的な作家さんからな」
「僕達も知っているあるしな、日本もある」
「そうなったら俺は立ち直れないっぺよ」
何時になく真っ青になって言うデンマークでした。
「太平洋には恐ろしい国がいるっぺ」
「とはいっても戦争ではないですから」
「起源を主張してユネスコに登録するだけだぞ」
「まだそうなっていないのにデンマークは心配し過ぎある」
「だからお前等落ち着き過ぎっぺよ」
さしものデンマークですら想像するだけで戦慄を感じてしまいます、若しアンデルセンがそうなったらと思っただけで。
第二千四百三十話 完
2023・1・8
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