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私が好きになった人は・・だった そして、親友の女の子とも・・
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すみちゃん ポーズ」と、私はかがんで並んだ。
お母さんは、スマホを取り出して、シャッターを押していた。そして、私も、スマホを取りだして「すみません 私達も撮ってもらえます?」とお願いすると

「あっ やっぱり 女性のかた? ごめんなさいね この子がお兄ちゃんって言うもんだからー 可愛らしいお顔とは思ってたんですが ごめんなさいね」と、言いながらも私のスマホでコウと二人のところを撮ってくれた。私は、帽子をとってベッタリとコウにくっついていた。

 だけど、その後も、かすみちゃんは私と手を繋ぎたかったのか、私達のもとに来て、私の手を探すようにして握ってきていた。その度にお母さんが来て、私に頭を下げて、連れ戻していたのだけど・・。

 そして、その家族が先に下りて行くときも、かすみちゃんが

「おにいちゃん バイバイ」と、小さな手を振っていた。「だから おにいちゃんじゃぁなくて おねえちゃんって言っているでしょ」と、諭すようなお母さんの声が聞こえていた。

「えらく 好かれたもんだなー おにいちゃん」と、コウがからかってきて

「もうー コウまでぇー なんなんでしょ あの子 失礼ヨネ 可愛いけどー」

「うふっ ミミもまんざらでもなかったみたいだよ」

「私 妹が欲しいからー でも、今の子は 私の子供みたいな年なんカナー」

「だなー もう 自分の子供って言っても通用するカナ 若いお母さん」

「やだぁー まだ 私は お姉ちゃんで通用しますよっ〜だ 君の彼女は、まだ二十歳前だよ」

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