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ヘタリア大帝国
TURN50 セーシェル星域にてその一
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て西たい」
 そうした流れだというのだ。
「そう流れるたい」
「そうですか」
 ここで言う秋山だった。
「では敵艦隊の布陣によっては」
「側面を衝けるたい」
「ですね。それでは敵の布陣も見ましょう」
 秋山はここで会議を行なっている円卓の中央に三次元映像を出した。そこに先程偵察からわかったオフランス軍の布陣が出た。それはというと。
「どんぴしゃだよね」
「そうよね、どんぴしゃよね」
 ララーがキャシーに応えて言う。
「潮流が西に曲がるその先にね」
「そのまま布陣してるな」
「丁度敵陣のすぐ横で潮流は今度は南に曲がるたい」
 インドはこのことも言った。
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