第五十話 親戚の子達の世話からその七
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「疲れ切らせて」
「寝てもらうのね」
「そうしたらエロいことしないわよ」
「だから今は」
「どんどんよ」
まさにというのだ。
「泳がせましょう」
「私達は見てるだけね」
「溺れそうなら助けるけれど」
その時はというのだ。
「今はね」
「見ているだけね」
「それでいいわ」
こう言うのだった。
「今はね」
「そうすることね」
「ええ、これでエロガキ兄弟はよ」
問題であったこの二人はというのだ。
「解決したわ」
「そうなったわね」
「叔母さんと叔父さんにもお話しましょう」
美奈代は富美子に貌を向けて右の人差し指を立てて話した。
「ここはね」
「あの二人はどうすればいいか」
「エロをさせないにはね」
「思い切り身体を動かさせるのね」
「そっちに夢中になってね」
「必死に身体を動かして」
「それで疲れ切って」
身体を思いきり動かしてというのだ。
「寝るから」
「そうなってもエロしないし」
「流石に寝てるとでしょ」
「ええ、エロはしないわ」
富美子もそれはと答えた。
「流石にね」
「そうでなくとも疲れきったら」
この状態になればというのだ。
「エロをする元気もね」
「なくなるのね」
「エロは体力だっていうしね」
「体力ないと出来ないことね」
「何でもだけれど」
何を為すにも体力が必要だということだ、健康で体力があるからこそ何事も行えるというのは事実であるのだ。
「エロもよ」
「体力あってこそね」
「徳川家斉さんだってそうでしょ」
江戸幕府十一代将軍である彼もというのだ。
「五十五人お子さんいたけれど」
「凄いわね、五十五人って」
「十五歳で最初のお子さん作ってね」
「って私達と同じか一つ下位じゃない」
「その年齢でよ」
「もうお子さんいたのね」
「まあ教科書に出て来る西夏って国には」
中国の宋代にあった国である、中国の北西部にあった遊牧民の国であり宋や遼それに金と争いモンゴル帝国に滅ぼされた。
「二十一歳で死んだ時七歳か八歳のお子さんいた人いたそうよ」
「十代前半でお子さんいたの」
「そんな皇帝いたそうよ」
「十三歳でって」
「だから小六にもなればでしょ」
美奈代は人体の現実を話した。
「男の子も女の子もね」
「子供出来るわね」
「そうした身体になるじゃない」
「それはね」
「だから武田信玄さんもね」
この甲斐の戦国大名もというのだ。
「十三歳で結婚して」
「あの人もだったのね」
「最初の奥さん年下で」
「十三歳で」
「身重で亡くなられたのよ」
「とんでもないお話ね」
「前田利家さんの奥さんもだしね」
正室のおまつもというのだ。
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