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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第二百七十三話
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まさかをやっちゃうんだなぁ。
その夜。一度帰った俺は箒と奏を伴って浪白公園へ向かった。
やはりというか何故かというか、クリケットが行われていた。
「よぉ。キスショット。いや忍」
「久しいなデストピア。今は奏だったかの?」
奏と我が姉上が向き合いニカッと笑った。
すごくカッコいい。
「臥煙。とりあえず万一に備えて戦力は揃えてきたぞ」
「そのようだね」
臥煙が箒をちらりと見る。
ムーバルスーツの上から巫女服を着ている。
前腕や袴に隠れたスネ部分には格闘用のアーマーがついている。
さらに腰には両サイドにサイコ・E・カーボン製逆刃刀宵闇を一本ずつ装備している。
加えて使い魔を憑依させており、秋の稲穂のように輝く金髪と4本の尻尾を揺らす。
さらにISやらナノマシンやら薬理やらを使ったダメ押しで二成化して完全性まで会得している。
「少し過剰戦力というか、正面戦闘力はそんなに要らなかったんだけど、まぁ、うん。このクラスの神使が居れば安心か」
「今日は異変の元凶と派手にドンパチするかも、と一夏からは聞いていたのですが」
と箒が臥煙に尋ねた。
そういえばそんなことを言った気もする。
「そうならないための最後の準備を今からするんだ。それにそうなっても近接戦でどうにかなる相手でもないしね」
箒が近くのベンチに腰掛け、俺を膝の上に乗せる。
「俺は少しキスショットと遊んでくるぜ」
「好きにしろ」
暦さんはもう少しかかるかな。
時折飛んでくる石を干渉装甲で弾きつつ、クリケット観戦をしていると、暦さんが近づいてきているのがわかった。
「やぁ、我が甥…ではないな。阿良々木暦よ。遅かったじゃぁないか」
「ユートピアと....こないだの」
と奏の方に視線を向けた。
「ようヘタレ野郎。俺様は奏。織斑奏。お前のお婆ちゃんさ」
クリケットを切り上げた奏が偉そうに暦さんに自己紹介する。
暦さんが我が姉上に疑問の視線を投げかけた。
「待っておれお前様よ」
「クリケットで忙しいってさ」
「なんで石でやってんの?」
「しらん」
クリケットが終わり、作戦会議を始める。
俺は箒の膝の上だ。
真宵さんは奏の膝の上に。
「作戦会議を始めよう」
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