修善寺女子高との練習試合
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みほが疲れているのはわかっているけれども、試合に勝つには必要なことだから仕方がない。
私はそう考えている。
「梨華隊長。各チームの装填講習終了しました。」
「操縦講習も同じく。」
「通信講習も同じく終了しました。」
「車長講習も同じく終了しました。」
「砲手講習そです。」
元白河勢が私に報告に来た。
こっちはまだ終わっていなかったから私は
「みほたちを除いたチームで模擬戦をさせといて。」
「了解しました。」
八人は再び先程いた所に戻っていった。
「梨華、私に休憩頂戴。」
みほが抱きついてきた。
これは限界かもしれないと感じとった。
そもそも五時間以上も戦車に乗り続けているから仕方がない。
「あと一回やったら休憩にするから頑張って。」
「うん。」
今までで一番元気な挨拶だった。
「それでは開始。」
本日三十二回目の練習が始まった。
「今日の練習はここまで。」
「「「ありがとうございました。」」」
練習試合はついに明日にしまっていた。
修善寺はほとんど情報がない学校だから慎重にいかなくてはならない。
データ収集はパソコン部の皆さんがやってくれる事だから気にしないでいいとして、問題は指揮能力です。
みほが最後の一回だけ見せた力を発揮すれば絶対に勝てる。
「みほ、明日は今日の練習通りにお願いね。」
「うん、頑張る。」
「もなかは結構血の気が多いから冷静に戦えば勝てるから。」
「うん。」
この勝負は負けるわけにはいかない。
何処からの援助もなく全国でどの辺りにいちしているかをしるためにも、参加しなくてはならないから。
その為にも負けるわけにはいかない。
『戦車道選択者は至急生徒会室に来なさい。繰り返します。戦車・・・』
生徒会からの放送で呼び出された私たち。
三年生は進路について考えなくてはならないので一学期で必修選択科目は終了している。
それでも生徒会は私たちの手伝いをしてくれている。
「みんな、悪いんだけど直ぐに生徒会室に行こ。」
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