第四十八話 暑くてもしっかりとその十三
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「たんまり儲けるわ」
「いいことよ、お金はね」
「あった方がいいわね」
「お金があれば」
そうであるならというのだ。
「それに越したことはないわよ」
「そうよね」
「だから稼げるだけ稼いで」
そうしてというのだ。
「いざって時にね」
「使うことね」
「お金はそうしたものよ」
「普段は貯金しておいて」
「いざって時にね」
「使うものね」
「無駄遣いはね」
これはというのだ。
「あまりよ」
「したら駄目ね」
「むしろ守銭奴って言われる方がね」
「いいのね」
「ただ他の人が困っていたら」
その時はというのだ。
「その人が信頼出来る人なら」
「助けてあげるのね」
「そうしたらいいわ、そうした人を助けたら」
母は話した。
「返って来るから」
「自分によね」
「そうよ、ただ信頼出来ない人はね」
「詐欺師とか」
「そうした人は利用しているだけで」
「返って来ないわね」
「それで本当に助けない人をね」
信頼出来る人をというのだ。
「もうそうした人に使って」
「お金がなくなっていて」
「助けられないから」
そうなるからだというのだ。
「用心してね」
「信じない人には貸さない」
「そして信じられる人はね」
「助けることね」
「そうよ」
その通りだというのだ。
「その為にもね」
「お金は必要ね」
「自分の為にもね」
「使うべきね」
「世の中何があるかわからなくて」
それでというのだ。
「お金も何時必要になるかね」
「わからないのね」
「だからね」
それでというのだ。
「いいわね」
「お金はしっかり稼いで」
「そうしてね」
「貯金しておくことね」
「そうしなさい、ただあんた達って無駄遣いはしないわね」
「元々ね」
一華もそれはと答えた。
「富美子が一番使う方だけれど」
「その富美子ちゃんもでしょ」
「借金をすることはね」
「ないでしょ」
「これ以上使ったら駄目な位にhね」
そこまではというのだ。
「あまりね」
「使わないわね」
「ええ、残り少なくなったら」
その時点でというのだ。
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