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夢幻水滸伝
第二百六十八話 血流の如くその十二

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「熱いものは食べへんがな」
「それで、ですか」
「三国時代はそれがエスカレートしてな」
 そうしてというのだ。
「かなりの日数冷たいもんを食べる様になってた」
「生ものもまた」
「そうした風になってたさかいな」
「虫にあたる人も多かったですか」
「その筈や、それで曹操さんがな」
 三国志の中でよく知られている彼がというのだ。
「政でそれを止めさせたんや」
「起きた世界ではそうしたお話がありますか」
「そや」
 まさにというのだ。
「そうした話があるんや」
「起きた世界では」
「そうしたことも考えるとな」
 それならというのだ。
「自分もや」
「政として考えられますか」
「衛生のこともや」
 こちらのこともというのだ、事実施は今は政を行う者として考えてそのうえで白澤に話しているのだ。
「それもや」
「非常にですね」
「政として徹底させようとな」
「お考えですか」
「あれ食うなこれ食うなとは言わんでも」
 それでもというのだ。
「やっぱりな」
「それはですね」
「せんが」
「衛生のことはですね」
「考えんとあかんからな」
 だからだというのだ。
「それは言う」
「豚を生で食べるなと」
「出来る限りな、どうしても食べるなら」 
 豚を生でというのだ。
「徹底的に冷凍させてな」
「それで虫を殺しますね」
「そうしてや」
 そのうえでというのだ。
「解凍してからな」
「食べるべきですね」
「そや」
 まさにというのだ。
「そう考えてるからな」
「若し生で食べたいなら」
「魚もな」
「まず冷凍ですね」
「そうしてからな」
「食べる様に言いますね」
「政としてな」
「そうされますか」
「さもないとな」
「危険ですね」
「そうやからな」
 それだけにというのだ。
「このことはな」
「徹底させますね」
「そうしてくわ」
「それはいいことですね」
「これも民を守る為や」
「衛生のことも」
「そうなるからな」
 だからだというのだ。
「そうした食生活もな」
「変えていきますね」
「生ものを食うことについてもな」
「冷凍技術も入れる」
「術で凍らせてもええしな」
 この方法も存在しているというのだ。
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