第148話
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が、リベール全土の放浪は禁止します。」
「毎年”百日戦役が勃発してから終戦するまでの日の期間”は陛下はリベール全土を放浪して追悼するって………ハーメルに幽閉する期間以外の期間も別の処罰を行わなきゃならないのかよ、陛下は………」
「しかもリベール全土の放浪の際は飛行船みたいな近代機械の使用は禁止って事は陛下に徒歩でリベール全土を放浪しろとか、さすがに酷いと思うんだけど〜。」
エイドスの説明を聞いたクロウは疲れた表情で溜息を吐き、ミリアムは疲れた表情でエイドスに指摘した。
「えっと……リベール全土を放浪する際”近代機械の使用は禁止する”ってエイドス様が仰っていた事からして、”近代機械以外の方法で移動する事”は許可してくださるという意味でもあると思うよ。」
「あん?”近代機械以外の方法で移動する”とか徒歩以外に何があるんだよ?」
「”近代機械以外の移動方法”…………―――――!”馬”ならばそれに当てはまるな。」
「馬がアリなら後は異世界の生き物の天馬や鷲獅子みたいな”飛行騎獣”もありになるよね。」
「そうね………まあ、エレボニアが”飛行騎獣”を手に入れられるかどうかはメンフィルとの交渉次第だから、現状確実に使用可能な移動方法は”馬”のみになるわね。」
エイドスの説明を聞いてある事に気づいていたトワがミリアムの指摘に対して答え、トワの話の意味が理解できていないアッシュが眉を顰めている中近代文明がほとんどない自然豊かなノルド高原で生活していたガイウスは逸早くトワの意図に気づき、ガイウスの話を聞いて更なる提案をしたフィーの言葉に頷いたサラは静かな表情で答えた。
「その通りです。ユーゲント皇帝は皇族なのですから、馬術くらいはできるでしょう?」
「は、はい。父上に限らず、アルノール皇家は全員馬術は嗜んでいます。」
「……リベールの国土の広さを考えたら、馬を駆れば100日以内にリベール全土を放浪する事も容易でしょうね。」
「そういえば……エステルさん達は準遊撃士時代徒歩でリベール全土を旅したとの事ですが……その時はどのくらいかかったのですか?」
「確かロレントでの空賊騒ぎの翌日から大佐達によるクーデターの前くらいだったから……恐らく約3ヶ月くらいね。」
「リベール全土を旅するのに徒歩でも約3ヶ月なのだから、馬を使えばもっと余裕なの。」
「いやいや、遊撃士のエステルちゃん達のペースを比較対象にするのはちょっとおかしいやろ。」
サラの言葉に頷いた後問いかけたエイドスの問いかけにセドリックは頷いて答え、ルフィナは静かな表情で推測し、ある事が気になったナユタの疑問に答えたシェラザードの答えを聞いて静かな表情で答えたノイにケビンは疲れた表情で指摘した
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