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IS《インフィニット・ストラトス》‐砂色の想い‐
料理は戦争
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うですね」

 私の隣にいるデュノアさんがそう言います。ちなみに私とデュノアさんは購買のパンです。ここのコロッケパンと焼きそばパンは絶品なんです。
 でもメニューにあった焼き鯖パンってなんなんでしょう? 怖くて買ったことがないんですけど美味しいんですかね、あれ。

「あら、よろしければデュノアさんもお一つどうぞ」

 ちょ! 考え事してるうちに……

「え、いいの? じゃあ一つだけ……」

『あ……』

「あむ」

 止める間もなくデュノアさんの口に吸い込まれていくサンドイッチを見てセシリアさん以外の全員が声を上げました。
 そして……

「如何ですか?」

 ああ……デュノアさんの顔が見るからに真っ青を超えて真っ白に変わっていきます。

「う……うん、こ、個性的でいいと思うよ……うん……」

「それは褒めていらっしゃるのですか?」

「そうだね……褒めてる……んじゃないかな? 僕も分かんない」

「はあ……ありがとうございます」

 流石の貴公子も冷や汗が止まらないようです。デュノアさんの気遣いも限界レベルまで達しているようです

「えと、水いります?」

「あ、ありがとう…………」

 私はセシリアさんには見えないように背中からデュノアさんに水の入ったペットボトルを手渡します。
 でも人間って怖いものがあるとそれに興味が沸くものなんですよね。というわけで……

「セシリアさん。私も頂いても?」

「カルラさん? ええ、どうぞ」

「ちょ!」

「カルラ本気か!?」

「人間は好奇心に勝てないものなのです!」

 鈴さんと一夏さんの制止を振り切りセシリアさんのバスケットからサンドイッチを掴んで……食べます!

「………………」

 あ、甘いです……これバニラエッセンスですね……そしてほんのり香る匂いと辛味……黄色ということは辛子と生姜……そしてこれレタスじゃなくてキャベツですし……この……トマトじゃなくてこれ……まさか本国で食べさせられたサボテンの実ですか!? こんなものどこでてにいれたんですか!

「セ、セシリアさん……?」

「はい?」

「これ味見しました?」

「いいえ、しておりませんが?」

「それはいけません。いくら美味しいと言えども味見をしなければ料理は向上しませんよ?」

「まあ、でもこれは……その、ですね」

 残りが案外少なくて一夏さんにあげる分が無くなるのを恐れているのかセシリアさんは中々食べようとしません。

「では私のものを……」

「そ、そうですわね。それでしたら」

 そう言ってセシリアさんに私は手渡して、それをセシリアさんが口にしました。何度か咀嚼して……

「あら……思ってた
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