第八十話 夏祭りが近付きその十二
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「後頭部下手に打ったらね」
「冗談抜きの暴力ね」
「こんな暴力振るう学校の先生が日本の公立中学奈良県にいるそうよ」
「奈良県ってそうなの」
「けれどね」
「それが正しいか」
「言うまでもないわね」
「絶対におかしいわね」
「これ暴力でしょ」
完全にというのだ。
「誰がどう見てもね」
「私もそう思うわ」
咲にしてもだ。
「流石にね」
「そう思うのが普通よ」
まさにとだ、咲も気付いた。
「そのお話前に聞いたけど」
「そこでそう言うのが普通よ」
「そうよね」
「そうした行いは暴力だから」
それに他ならないからだというのだ。
「もうね」
「私に子供が生まれて」
「若しその子が暴力を受けてね」
「我慢しろとか言ったら」
「親失格よ」
その時点でというのだ。
「もうね」
「そうよね」
「あのね、自分の子供が虐待されて」
そうした状況に陥ってというのだ。
「それを知ってお前が悪いとか我慢しろとかね」
「言ったら駄目よね」
「もう愛情がないってね」
自分の子供に対してだ。
「言われても仕方ないわよ」
「暴力受けろって言うなら」
「どんな場合でもね」
それこそというのだ。
「暴力は駄目よ」
「そうよね」
「それを普通に行う人の傍にいろなんて」
「普通はよね」
「言わないでしょ」
「そうよね」
咲もそれはと答えた。
「やっぱりね」
「そう言う人はわかってないのよ」
「暴力のことが?」
「ここで自分もそんなしごき受けたとかね」
「そんなこと言って我慢しろとか言ったら」
「それはその人が受けたしごきがおかしいのよ」
そうなるというのだ。
「理不尽な暴力自体がね」
「おかしいから」
「受け身知らない素人のそれも子供を床の上で背負い投げなんてしたら」
それこそというのだ。
「死んでもおかしくないのよ」
「そんな暴力が普通か」
「許される筈がないわ」
全く、そうした言葉だった。
「絶対にね」
「そうよね」
「暴力は許したらいけないし」
「受けたらなのね」
「受けた子をの為にもね」
まさにというのだ。
「そんなことする人を許したらいけないわ」
「先生でもなのね」
「そんなことする先生がいるから日本の教育は駄目になるのよ」
こうした教師が教鞭を取り続けることがどれだけ恐ろしいことか、あらゆる暴力が許されるとみなしていいのだから。
「だからね」
「通報ね」
「今はネットでもそれを言えるから」
だからだというのだ。
「許したらいけないわ」
「声をあげてなのね」
「学校から追い出さないと駄目よ」
「そもそもそこまでやったら犯罪だし」
「犯罪は許したら駄目でしょ」
「ええ」
そうだとだ、咲も答えた。
「暴力
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