第三幕その八
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「ほやはお汁まで飲んでいるよ」
「そうしてるんだね」
「じゃあ今もだね」
「お汁まで飲むね」
「そうするのね」
「そうするよ」
笑顔で言ってでした。
先生はほやを食べます、そこで先生はこうも言いました。
「しかし仙台は噂通り木が多いね」
「木の都だったね」
トートーが応えました。
「仙台は」
「そう言われてるんだよね」
チーチーも言ってきました。
「昔から」
「大阪は水の都で実際に川や堀が多くてね」
ガブガブはよく行くこの街のことを思い出しました。
「仙台は木が多いから木の都だね」
「織田作さんは大阪は木の都と言ってたわね」
ダブダブは前にお会いしたこの人のことを思い出しました。
「それは織田作さんの周りが木が多かったせいで実際に大阪も結構木が多い場所があるわ」
「けれど仙台は本当に木が多いね」
「そうだったわね」
チープサイドの家族がお話しました。
「確かに」
「実際に見てみるとね」
「そのことを実感したね」
「仙台の街を観て回ってね」
オシツオサレツは二つの頭でお話します。
「そうだったね」
「仙台は木が多いよ」
「そのせいか奇麗だったよ」
ジップはしみじみとして言いました。
「仙台の街はね」
「木が奇麗に飾ってね」
老馬も言います。
「空気も奇麗にしてくれて」
「やっぱり木が多いっていいね」
ホワイティも言いました。
「街でも何処でもね」
「そうだね、この木の多さが仙台の特徴で」
それでと言う先生でした。
「奇麗にもしているね」
「そうだよね」
「神戸だと木は後ろにあるのよね」
「すぐ後ろの山に」
「街自体にもあるけれど」
「やっぱり仙台の木は後ろだよ」
「後ろの山にあるものよ」
皆も言います。
「それで大阪はお寺や神社や公園にある」
「そうなっているね」
「それで大阪はそうした場所も多いから」
「わりかし木が多いね」
「そうなってるね」
「そうだね、僕達の住んでいる神戸はそうでね」
先生も言います。
「大阪はそうでね」
「そしてだね」
「仙台は全体的に木が多いね」
「他の街と比べて」
「それで木の都だね」
「そうなっているね、しかしね」
先生は少し苦笑いになってこうもお話しました、その間も皆と一緒に飲んで食べて楽しくしています。
「木が多いのはいいけれど杉の木がね」
「そうそう、多くてね」
「毎年春先は花粉のお話が出るね」
「先生も私達も花粉症じゃないけれど」
「困っている人がいるね」
「戦後の発展があって」
そうしてというのです。
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