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Dies irae~Apocalypsis serpens~(旧:影は黄金の腹心で水銀の親友)
第十一話 創造―――晃世界
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、余り好まない。そもそも神に祈ること自体お門違いだ。僕の本筋で行くなら真逆なんだから。

「天におられる我らの父よ (Vater unser im Himmel)
み名が聖とされますように み国が来られますように (Wie heiligen Namen zu sehen Gesehen als Reich komme)
みこころが天に行われるとおり (Dein Wille wie im Himmel getan werden)
地にも行われますように (Wie auf der Erde getan)
我らの日ごとの糧を今日もお与えください (Bitte gib uns heute unser t?gliches Brot t?glich von)
我らの罪をおゆるしください (Bitte vergib die S?nden unserer)
我らも人をゆるします (Au?erdem k?nnen wir die menschliche)
我らを誘惑におちいらせず (Ohne in eine Versuchung f?r uns)
■からお救いください (Bitte erl?se uns von dem ■)
 創造 (Briah―――)
晃世界 主の祈り (アールヴヘイム―――パティームノスティア)」

彼の創造が今このときを持って顕現する。今ならば彼は藤井蓮もエレオノーレ・フォン・ヴィッテンブルグも斃すことが出来る。彼の創造こそ突き詰めれば相性に左右されるものであり、彼等二人相手には相性が良いといえるのだから。
だからこそ、誰もがこの場でアルフレートを警戒した。蚊帳の外に置いていかれた螢ですら彼に警戒をせざるえなかった。故に誰もがその登場に驚き止まった。

屋上の床を突き破って、突如現れた巨人兵。誰もが一瞬反応が遅れる。臨戦態勢を総ての方向に最大限警戒していたアルフレートですらそうであった。故に

「―――がぁ!?」

吹き飛ばされる。(インドラ)と大剣の攻撃の直撃をアルフレートはもろに受けた。一瞬、その一瞬にトバルカインに弾かれる程度の攻撃だが反撃出来たのは、一重に彼の実力とも言えよう。だが、それでトバルカインを止めることなど出来ず当然の様に大打撃を受けた。その攻撃によって負った体はヴィルヘルムのときよりも重症だった。
アルフレートは不意打ちに弱い。認識している敵に対しての攻撃を最小限に逸らし、防ぎ、押さえ込むのが彼の戦闘方法なのだから。故にこの結果、アルフレートは血塗れとなり、その元凶となった人物の名を叫ぶ。

「リザ・ブレンナァァァッ―――!!」

影は闇は粒子は■は蠢き立つ。殺してやると、その身を蹂躙して、砕いて、犯して、穿って、潰して、喰らってやると。怒りを顕に顔を押さえながら叫びだす。もう既
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