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機動6課副部隊長の憂鬱な日々
第47話:急に休暇と言われても・・・ねぇ
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の方を振り返った。

「・・・ゲオルグくん?」

「何やってんの?」

「えーっと・・・にゃはは・・・」

なのははばつが悪そうに笑った。

「とりあえず,部屋に入るか?」

俺がそう聞くと,なのははゆっくりと頷いた。



なのはをソファーに座らせ,紅茶を淹れ,俺はなのはの前に座った。

「で?何か用があったんでしょ?」

「えーっと,うん・・・」

俺が尋ねると,なのはは小さくうなずいた。

「あのね?今までゲオルグくんと私ってあんまり一緒に遊んだことないよね?」

「そうだね」

「で,たまたま明日はお休みが重なったからさ,一緒に出かけたりしたいなって
 思ったんだけど・・・」

「いいよ」

「え?いいの?」

「別にいいよ。特に用事も無いし」

「ほんとにいいの?」

「だからいいって。それより,どっか行きたいとことかある?」

「え?あ,ごめん。考えてなかった」

「なんだよ。まいいや。んじゃ適当に街でもぶらつきますか?」

「うん!」

「じゃあ俺が車出すから,10時くらいでいいか?」

「うん!ありがと。じゃあね」

なのははそう言うと,妙に機嫌よさげに部屋を出て行った。

俺はなのはの後ろ姿を見ながら軽くため息をつくと,
机に戻って仕事を再開した。


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