暁 〜小説投稿サイト〜
魔法絶唱シンフォギア・ウィザード 〜歌と魔法が起こす奇跡〜
GX編
第140話:明かされるタネ
[8/8]
[8]
前話
[9]
前
最初
[1]
後書き
[2]
次話
コアラーは、たった1人で向かってくる颯人を侮り嬲り殺しにしようと四方から取り囲んで時間差で攻撃する。
「お前1人、さっさとバラバラに分解してやるゾッ!」
ミカの攻撃を颯人はソードモードのウィザーソードガンで受け流す。決して攻撃を受け止めないのは、すぐ後ろにレイアが迫っているからだ。
「隙ありッ!」
「何のッ!」
腕にコインをトンファーにして攻撃してきたレイアを、ガンモードで迎え撃ち後ろに下がらせる。
そこに今度はガリィが、腕に氷柱の剣を作り出した状態で地面の上を滑るように突撃してきた。
「貰ったぁッ!」
これは会心の一撃だ。そう確信を持って突きを放ったガリィ。しかしその時、颯人は再び腕のタイマーの親指部分を押した。
〈ウォータードラゴン!〉
颯人が親指を押すと、青い魔法陣が出現しそこからウォータードラゴンスタイルのウィザードが飛び出しガリィの前に立ちはだかる。そしてウォータードラゴンのウィザードは、手にしたガンモードのウィザーソードガンで迫るガリィを迎え撃った。
「なぁっ!? くっ!?」
突然目の前に新たに現れたウィザードに、ガリィは攻撃を中断し防御の為の障壁を張る。銀の銃弾が障壁に阻まれ火花を散らす横から、ファラが飛び出しウォータードラゴンのウィザードに2本のソードブレイカーを振り下ろした。
「ハッ!」
「お前にはこいつだ!」
〈ハリケーンドラゴン!〉
ファラの攻撃がウォータードラゴンのウィザードに襲い掛かる直前、今度は緑の魔法陣が出現しそこからハリケーンドラゴンスタイルのウィザードが出現。剣を振り下ろそうとして隙だらけとなったファラを蹴り飛ばした。
「うぁっ!?」
「何、ファラッ!?」
攻撃しようとしていたファラが逆に攻撃され地面に倒れるのを見て、レイアの意識がそちらに逸れる。その隙に颯人はもう一度タイマーの親指を襲うと手を伸ばした。
「ッ!? まさか……!?」
「もう分かるだろ?」
〈ランドドラゴン!〉
ここまでの事からこのタイマーの効果に気付いたレイアが顔を引き攣らせると、颯人はタイマーの親指を押しランドドラゴンスタイルのウィザードを召喚した。ランドドラゴンスタイルのウィザードは、フレイムドラゴンスタイルのウィザードと共にレイアを蹴り飛ばした。
「グッ!?」
強制的に距離を放されたレイアに、オートスコアラー達は状況を整理すべく一旦颯人達から距離を取った。
彼女らの目の前には4人のウィザード。それぞれ炎・水・風・土の属性を持ったドラゴンの力を発揮するウィザード達が、明らかにそれぞれの意思を持って佇んでいた。
[8]
前話
[9]
前
最初
[1]
後書き
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ