第43話:みんなでお話しましょ、OHANASHIじゃなくて
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,部屋にいたギンガ以外の全員が怒りの表情で頷いていた。
「申し訳ございません・・・」
俺はそう言いながら深く頭を下げた。
「まあそれはいいとして,スカリエッティの戦闘機人か・・・厄介やな。
しかも,今回出現した奴の中で一番数字がでかいのが10番やろ。
少なくとも10体,おそらくもっと多くの戦闘機人を抱えとると
考えるべきやろうね」
「俺はほとんどまともに戦ってないんだけど,強いのか?」
「うーん。私たちもほとんどまともには戦ってないんだよね。
ただ砲撃の威力はSランク相当ってアルトが言ってたよ」
「Sランク!?ってことは,Sランクの魔導師が10人以上いると
思うべきなのか。そりゃ厄介だね」
「ところで,なんでゼスト・グランガイツはあの場所にいたんだろうね」
「普通に考えれば,スカリエッティの協力者になったからって
とこなんだろうけど,なんか腑に落ちないよな」
「まあ,敵の戦闘機人の能力については今日の戦闘映像の解析結果も
含めてもう一回再検討やな。ゼストについてもここであれこれ言うても
実際のところはわからんし,とりあえず敵側におるってことを認識しといて
くれたらええよ。それより,ギンガの追ってた事件の話を聞きたいんやけど」
はやてがギンガに話を振ると,ギンガは咳払いをして口を開いた。
ギンガの話によれば,高速道路の地下トンネルでトラックの横転事故が発生し,
その調査に向かったところ,トラックに積まれていたと思われる生体ポッドが
破壊された状態で発見され,そのサイズが5歳児程度のものであったことと,
何かを引きずった痕跡が地下水道へのマンホールに続いていたことから,
エリオとキャロが発見した幼女と事故の間に因果関係のある可能性があり,
作戦への合流を要請したとのことだった。
「ということは,あの女の子は人工生命体の可能性が高いというわけか・・・」
「そやね。今はとりあえず聖王教会に預けてあるから,諸々の検査をしたうえで
どうするかをカリムと相談して決めなあかん。
まあ,その辺は明日教会に行ってカリムと話をするから,ついでに
あの子の様子も見に行くことにしよか」
はやてがそう言うと,全員が頷いた。
俺以外の全員が部隊長室を出た後で,俺ははやてに話しかけた。
「なあ,はやて。なのはとフェイトにはいい加減にいろいろ話しておくべき
だと思うけど」
「わかってるよ。そやから明日はなのはちゃんとフェイトちゃんも
連れて行くし,ゲオルグくんとシンクレアくんにも同行して欲しいな」
「シンクレアも?」
「うん。ゲオルグくんがシンクレアくんと集めてくれた情報も話す必要が
あるやろ。となると,シンクレ
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