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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
無印編
第十一話 もう一人の魔法少女 ★
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本日、すずかの家でお茶会なのでそのケーキを作成中である。
作成中といっても現在デコレーション中でもうすぐ完成する。
つい先ほど、なのはと恭也さんもやってきたしタイミング的にもばっちりだ。
「士郎様、忍お嬢様と恭也様の分は忍お嬢様のお部屋の方に」
「わかりました。ノエルさんにお任せします。
ファリンさん、カップとソーサー、ケーキのお皿をお願いします」
「はい。かしこまりました」
月村家の執事のバイトをし始めて、少ししてファリンさんも俺に慣れたのか明るく話してくれるようになった。
だがそれより疑問なのが
「ノエルさん、一応俺の方がバイトですし立場が低いので様をつけなくても」
「でも士郎様は士郎様ですから」
ノエルさんが俺の事を様付けで呼ぶことだ。
仕事場の立場としては俺が一番低いのだからと言っても、相変わらず様付けなのだ。
なぜなのか未だにわからないが、これも慣れるしかないのかもしれない。
とそんな事を話している間にデコレーションも完成した。
ちなみにケーキはお茶会用とは別にアリサとなのはのお土産用にも用意している。
ケーキをカットし、お皿にのせる。
「ではファリンさん、行きましょうか」
「はい」
ファリンさんに紅茶のポットとカップ一式をお願いして
俺はケーキのお皿とクッキーがのった大皿をお盆に乗せて、すずか達が待つ部屋に歩き始める。
side ノエル
士郎様とファリンの後姿を見送る。
士郎様は自分達より立場は下というけど、紅茶の入れ方一つから私やファリンでは敵わない。
さらに執事服を完璧に着こなし、紅茶を運ぶ姿、その姿はどこをどう見ても一流の執事にしか見えないのです。
それに的確に指示をしてファリンが士郎様の指示に従ってるのだから、これじゃどっちが年上なのかわからないですね。
そんな事を思いつつ忍お嬢様と恭也様の紅茶とケーキをと思ったら
「……いつの間に」
すでにポットの中には紅茶が用意され、ケーキもお皿にのって、一式全て揃っていた。
これならお盆に乗せて運ぶだけです。
やっぱり士郎様には敵わないですね。
side 士郎
俺がすずか達の待つ部屋に着いた時、三人とものんびりしていた。
すずかは早くも俺の存在に気がついたようだが、なのはは俺に背を向けているし、アリサは紅茶に口をつけており、気付いていない。
すずかにはケーキが完成したらこっち来ることを伝えているので、アリサ達を驚かす気のようだ。
無論のことだが、俺は驚かす気満々である。
と猫に追いかけられてイタチのユーノがこっち向かって駆けてくる。
「ユーノ君!」
「アイ、駄目だよ!」
はあ、仕方がない
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