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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
無印編
第十一話 もう一人の魔法少女 ★
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ば十分な効果を発揮するだろう。
だがさすがに死徒の俺とは相性が悪い。
触るだけで手に若干の痛みがある。
この戦いだけで複数の宝具を使ったが、これなら元いた世界と同じように使えそうだな。
「では私はこれで失礼する。
その狼の拘束もじき消えるから安心したまえ」
その言葉と共に地面に突き立てたゲイ・ジャルグと先ほど投げ捨てた干将、手にルールブレイカーを外套にしまうように破棄する。
そして、立ち去ろうとした時
「待って!」
となのはに声をかけられた。
無視してもよかったがなのはの方に視線を向ける。
「あなたは誰なんですか?」
「私は……アーチャーだ」
あまり好きな名ではないが下手な偽名を使うよりこっちの方がいいだろう。
俺は一気に跳躍し、今度こそその場を立ち去った。
跳躍の着地と同時にグレイプニルを破棄し、魔術殺しを身につけて、外套と仮面も破棄する。
それとほぼ同時に結界が消えてかなりのスピードでその場から離れる二つの魔力。
どうやらフェイト達も撤退したようだ。
さて、お姫様をお迎えに行くとしよう。
あのあとだが、呆然とするなのはの所に何事もなかったように現れ、ユーノと共にすずか達の所に戻った。
そのあとは特に問題もなく、なのはと恭也さん、アリサがすずかの家から帰る時にお土産用に用意していたケーキを渡しておいた。
もちろんの事だが、すずか達の分も別に作っている。
その日のアルバイトを終えて、忍さんから前に注文していた色々なモノを受け取り、家に帰る。
さて、新たな戦力は出てきたし、しばらくはまた忙しくなりそうだ。
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