第2話 山賊狩りという名の戦闘訓練
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ー!逃げろーーー!」
「ば、ばぁ、化け物だーーー。こ、殺されるーーー!」
山賊の殲滅をしていましたが、一人なので全ての山賊を殲滅できませんでした。
でも、逃げた山賊は小数でしょう。
殲滅できなかったのが悔やまれます。
粗方の山賊を殲滅した私は、奴らが襲っていた村を訪れました。
「酷いな・・・」
村は酷い有様です。
家は焼け落ち、倒壊している家もあります。
あちこちに怪我人も大勢います。
「い、泉っ!しっかりしてっ!」
倒壊した家の辺りで中年の女性が必死な声を上げていた。
近づいてみると子供が怪我をしているようでした。
私に気づいた女性は私を睨みつけます。
私が山賊と思っているでしょうか?
見た目は怪しいですが、私が山賊な訳ないと思います。
それはさて置いて子供の怪我を治すのが先決です。
「私は山賊を追い払った者です。子供を助けたくはないのですか?」
「私ならその子の怪我を治せますよ」
睨みつけていた女性は私がそのことを告げると、いきなりしがみついてきました。
「ほ、本当ですか?本当に治せるのですか?何でもします。お願いですから娘を泉を助けてください」
「痛いです。わかりましたから離してください。」
私はその女性を振りほどくと彼女の娘の側に駆け寄りました。
女の子の腹には明らかに致命傷な深い傷がありました。
普通なら間違いなく死んでますね。
ですが、私はチートです。
神様から貰った傷を治す能力を使えば、あらこの通り治ってしまいます。
私が女の子の腹の傷に手をかざすと、その手が目映い光を放ち傷が治りました。
この能力は初めて使いましたが、グロいです。
傷が、ビデオ映像の逆再生ように元に戻っていっていました。
凄まじい能力です。
私の隣で様子を伺っていた女の子の母親は驚愕していました。
「うぅ、うう、お・・・おかあさん・・・?」
おや気づいたみたいです。
私は退散するとしますか・・・。
そういえば他にも怪我人がいましたね。
序でに、他の方達も治療しようと思います。
あの女の子だけじゃ不公平ですから。
あれから一時間、やっと怪我人の治療が終わりました。
早く帰らなれば・・・。
教育ジジの授業の前に、少しでも睡眠を取らなければ死にます。
「「お待ちください!」」
家に帰ろうとする私でしたが、村人に制止されてしました。
村人の中から村長らしき人物が前に出てきました。
「見ての通り・・・お礼を差し上げようにも何もございません。」
「せめて命の恩人のあなた様のお名前だけでもお教えくださいませんでしょうか?」
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