253 格闘能力の強化
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本部の管制室。フローレンスがその場に戻って来た。
「ただいま戻りました」
「フローレンス・・・。お帰り」
まき子はフローレンスに気付いた。
「今、東アジア反日武装戦線のと西川純は部屋に監禁させております。ところで山田かよ子ちゃん達の方はどうなっていますか?」
「ああ、その事だが、今、ヴィクトリア女帝を示す点が消えている。しかし、連絡がまだ来ていないんだ」
イマヌエルが状況を説明した。
「といいますと・・・ヴィクトリアを倒しまして、杖を取り返せましたのでしょうね・・・」
フローレンスはそう信じていた。
かよ子は連戦の疲れで意識を失っていた。そんな彼女にまたあの男が現れる。
「レ、レーニン!!」
[よくも杖を取り返したな!だがこちらも貴様らに負けじと必ず取り返す。今回は赤軍の愚か者共が見捨てた故に僅かなうちに奪われたがな。だが、貴様らが捜す小僧は絶対に渡さぬ・・・。そして貴様の想い人だ]
「何取られた言い訳してるの!?元々この杖は私の・・・、いや、平和を正義とする世界の物だよ!!」
[だがそれらは戦争を正義とする世界の物になる筈なのだ。そして貴様の想い人は私に逆らう時がありながらも協力してくれるのだ]
「杉山君が・・・!?」
[貴様が強くなるなら我々も強くなろう・・・]
レーニンは姿を消した。
(杉山君はレーニンに力を貸してる・・・!!手強くなるんだ・・・!!)
かよ子は危惧した。だがその前に本来の目的である藤木の奪還をしなければならない。そして必ずレーニンを倒して杉山と元の日常を取り返さなければならない。
(でも・・・、やっと杖が帰って来た・・・。もっと私は強くなって杖をもっと使いこなせるようにするよ!!)
そして杖の所有者は夢の中の世界の周りが闇に包まれ、また意識が消えるのだった。
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