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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第147話
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謀るという大罪”を犯した者達は”空の女神”を崇めている七耀教会に”外法認定”されて当然だろう?」

「わかっているとは思うけど素直に引き渡さへんかったら、何らかの方法で”暗殺”させてもらうで。何せ”空の女神”直々の勅命とあらば、絶対に守らないとダメやからな。」

「ケビン………」

「…………」

「ま、空の女神の出した条件を守らないなんていう怖いもの知らずな事をしないとは思うけど、もし本当にした場合は容赦なく狩らせてもらうよ。」

セルナート総長は不敵な笑みを浮かべて指摘し、冷酷な笑みを浮かべて忠告するケビンの様子をリースは心配そうな表情で見つめ、ルフィナは目を伏せて黙り込み、ワジは真剣な表情で忠告し

「……ッ!エイドス様は女神なのに人の命を奪う事に何も思わないのですか!?」

「綺麗事や理想だけで世界は平和になりませんし、”大罪”を犯した者にはその命を持って償ってもらわなければその者によって被害を受けた者達が納得しません。――――――これは私自身の途方もない年数を過ごした経験によって悟った”現実的な考え”です。綺麗事や理想を目指す事は否定しませんが、”時と場合によっては諦めなければならない事”は今回の戦争で貴方達も理解したはずでしょう?現に貴方達のかつての仲間がエレボニアの為に貴方達と共に抱いていた綺麗事や理想を捨てて現実的な方法で先日の大戦を終結に導いたと聞いていますよ。」

「………リィン達がメンフィル帝国内で名声を得てその名声によってエレボニアを存続させる為にメンフィル帝国軍に所属した件やリィンが学院長を討って大戦を終結させた件か……」

「それは………」

「………………」

「………ッ!」

「お嬢様……」

「リィン達は”かつてじゃなくて、今もボク達の仲間”なんですけど〜!」

「というかその”綺麗事や理想を現実にできる力”が実際にある空の女神(エイドス)自身が否定するのは間違っているし、筋が通らないと思うんだけど。」

アリサの反論に対して答えたエイドスの非情な答えに対して心当たりがあるユーシスは重々しい様子を纏って呟き、ユーシスの言葉を聞いたラウラは複雑そうな表情で答えを濁し、トワは辛そうな表情を浮かべて黙り込み、アリサは辛そうな表情で唇を噛み締め、その様子をシャロンは心配そうな表情で見つめ、ミリアムは不満そうな表情で反論し、フィーは厳しい表情でエイドスにある指摘をした。



「リベールで初めてお会いした時にも伝えましたように、私は”女神としての最後の務め”を果たした後は”普通の人として生きている”のですからそのような力はもう残っていませんし、例え残っていたとしても2度と振るうつもりはありません。”碧の大樹”の件にしてもあくまで特務支援課の皆さんの”協力者”の一人と
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