第147話
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していたなんて驚きましたね……あれ?だとしたらそれが何で”教会が一枚岩でない事”を示している事になるんですか?」
「確か”星杯騎士団”の所属は”封聖省”だから、その関係で派閥争いとかをしているんじゃねぇのか?」
驚きの表情で呟いた後首を傾げたアネラスの疑問にクロウが真剣な表情で推測を口にし
「その通りだ。元々”星杯騎士団”と”僧兵庁”は方針もそうだが戒律や組織図等の関係で対立する事が多く、”隠密僧兵部隊”は”星杯騎士団”に対抗する為に結成された武装組織だ。その為、”隠密僧兵部隊”も星杯騎士団と同様に古代遺物の回収もそうだが外法認定された者達の抹殺を行う事もあるし、守護騎士の聖痕に対抗する力も開発しているという話も耳にしている。」
「守護騎士の聖痕に対抗する力を開発しているって………」
「ちょ、ちょっと信じられないですよね……?あんな凄まじい力に対抗する力を開発しているなんて……」
「ハッ、その内教会内でエレボニアの時みたいに内戦が勃発するんじゃねぇのか?」
セルナート総長の説明を聞いたシェラザードとティータは信じられない表情で呟き、アッシュは鼻を鳴らしてセルナート総長達に対して皮肉を口にした。
「というか崇めている女神どころか、星杯騎士団の”総長”が教会の秘匿事項を思いっきりバラすとか滅茶苦茶なの。」
「まあ、アインさんが説明をしたのは彼らの仲間も既に知っているのだから隠す意味もないから説明をしたのだと思うわ。」
「そもそもエイドスさんが”隠密僧兵部隊”の名を口にしなければよかった話なんだけどね……」
ジト目で呟いたノイの言葉に続くようにクレハは静かな表情で答え、ナユタは疲れた表情で答えた。
「話を戻しますがもしエレボニア帝国による暗躍で他国の領土を手に入れた事が判明した際は直ちにその国に返還すると共に賠償をし、暗躍をした者達を”外法”扱いし、七耀教会の皆さんに”狩って”もらいます。当然例外は認めませんので、その暗躍をした者達が貴族や皇族であろうと例外なく”外法認定”し、七耀教会の皆さんに”狩って”もらいます。」
「げ、”外法認定”にか、”狩る”って事は……!」
「”星杯騎士団”や”隠密僧兵部隊”の連中が暗躍をした連中を”処刑”するって事ね……!」
エイドスが口にした非情な答えを聞いたアネラスは信じられない表情を浮かべ、サラは厳しい表情で呟き
「クク、そんなに驚く必要はあるまい。何せ女神に”救い”を求めていながら、女神がその求めに応じる代わりに出した条件を破る――――――つまり、”空の女神を
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