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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第147話
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表情でそれぞれ指摘した。



その後落ち着いた状況で話し合う為にロビーに移動してオリヴァルト皇子達は自分達がエイドス達を訊ねた事情を説明した。



〜ロビー〜



「ほう。エレボニアがメンフィルの要求を全面的に呑む形で連合との戦争は和解したという情報は入っていたが、まさかリベールがそのような平和条約を提唱し、更には連合、エレボニア、レミフェリアが承諾済みとはな。」

「で、その”ゼムリア連合”の抑止力を高める為に調印式にエイドスに立ち会ってもらう依頼と、そのついでに”ハーメル”の件を公表した後のリベールとエレボニアのフォローをエイドスにしてもらう為にここに来たってワケか。」

「う、う〜ん、教会としては”不戦条約”以上に戦争勃発を阻止する効力を発揮すると思われる”ゼムリア連合”自体は賛成やし、抑止力を高める為に調印式にエイドスさんに立ち会ってもらいたい事も理解できるけど、政治への不干渉を貫いているエイドスさんの意志に反する事をするのはすぐには頷けへんねんな……」

「調印式の立ち合いの件は個人的にはまだ許容レベルだと思うけど………”ハーメルの惨劇”公表後のリベールとエレボニア、両国の王家・政府を庇う宣言をエイドス様にさせるのはその許容レベルを超えていると理解していて、エイドス様に依頼をしに来たのですか?」

事情を聞き終えたセルナート総長とワジは興味ありげな表情を浮かべ、ケビンは疲れた表情で溜息を吐いた後複雑そうな表情を浮かべ、ルフィナは静かな表情で呟いた後真剣な表情でオリヴァルト皇子達に問いかけた。

「はい。」

「どうか戦後のエレボニアとリベール、”ハーメルの惨劇”公表後に起こる可能性が高いそれぞれの混乱を最小限に抑える為にもどうかお力添えをお願いします、エイドス様……!」

「お願いします!」

ルフィナの問いかけにオリヴァルト皇子は頷き、セドリックは頭を深く下げて嘆願し、セドリックに続くようにオリヴァルト皇子達もそれぞれ頭を深く下げて嘆願した。

「……いかかされますか、エイドス様。」

「…………………………調印式の立ち合いの件は一端置いておくとして、”ハーメルの惨劇”公表後のリベールのフォローは承諾しても構いませんが、エレボニアのフォローは現時点では承諾できませんね。」

「そ、そんな……どうしてですか!?」

「その………リベールのフォローの件に関しては何故承諾して頂けるのか伺ってもいいでしょうか?」

複雑そうな表情を浮かべたリースの問いかけに少しの間目を伏せて黙って考え込んだエイドスは目を見開いて答え、エイドスの冷たい答えにエリオットは悲痛そうな表情を浮かべて訊ね、エマは複雑そうな表情である事を訊ねた。



「リベールは”ハーメルの惨劇”と
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