暁 〜小説投稿サイト〜
私が好きになった人は・・だった そして、親友の女の子とも・・
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入学式は中止になつて、オリエンテーションもオンラインで、だけどその翌日、岬と紺のワンピースで揃えてお嬢様を気取って大学に行ってみた。授業は結局5月まで延び延びになってしまって、その間はオンラインでちょこちょこあるだけになっていた。
とりあえず学内をぶらっとして、参考書を買おうよと神田まで歩いて古本屋を見てから丸善に行くことにしていた。古本は理系のものは少なくて、特に食品系のものはあんまり無かったので、そんなに必要と思われないものを買ってしまって、途中、スパゲッティのお店に入って、丸善に行って何冊かを買い求めたのだ。
「ねぇ 高校もしばらく、対面授業無いでしょ ウチ 碧が居て この頃 ずーと お昼ご飯の用意よ うっとおしくてね」
「ウチも灯が居るけど 交代で作ってますのよ クラブ活動も今無いでしょ だから、あの子 男の子とデートばっかりみたいですの それも、お相手がいつも違うみたいなのよ」
「ふーん すごいネ もてるからネ でも、男を手玉に取ってるんですのね」
「ちょっとー それ 言い過ぎじゃぁないでしょうか? 今は、相手を見極めているんだと思いますわよ」
「まぁ 言い方ですよね 男の子から恨まれることにならなきゃいいけどネ 心配ですわね お姉様としては」
「そうですわー 今は、無邪気に遊んでいるだけだけどネ 逆恨みされるようなことだけにならなければいいと思いますわー」
池袋まで戻った時、岬に又、ランジェリーショップに連れて行かれて、私は躊躇していたのだが、激しいのを2枚も選ばされてしまった。まぁ、次にコウと会う時のことも考えていたので、魔がさしてしまったのだ。
「岬 こんなのも、いいんだけどー お嬢様としてはネ お洗濯 困りますのよ お母さんに見つからないように苦労するしー 碧に見られても・・あの子 感じやすい年頃だし」
「そうですのー うちは灯も女の子ですから、べつにー それに、あの子にも可愛いのを選んで買ってあげてるんですのよ・・ どってことないですわー」
「この前くださったのー お風呂でこっそり洗って 自分の部屋で乾かしたんだよ 今日のなんか お母さんに見つかったら、卒倒しちゃうよ」と、私は、お嬢様言葉に疲れ始めていたのだが
「うふっ 卒倒させる相手はコウさんですわよ 頑張ってくださいなー」
そして、駅で別れる時
「ミミ オンラインはうちで、一緒にやりませんことー」
「ウン それはいいんだけどネ もう 変なことダメよー お嬢様としてはー」
「わかってることですわよー 適当にネ 灯さんも居るかも知れないし、激しいことはしないつもりですわ」
「もーぅ 岬ったらぁー なによー その言い方ぁー わたくしは・・」と、私は不思議と心がときめいていた。
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