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レーヴァティン
第二百七十五話 邪神の島その四

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「俺達は軍勢にさせてきた」
「全員にな」
「泳げるとな」
 それが出来ればというのだ。
「それだけで違う」
「全くな」
「身体も鍛えられるしだ」 
 その水練でだ、これも立派な訓練であり運動だからだ。
「しかも川もいざとなればだ」
「橋がなくてもな」
「泳いで渡ることが出来てだ」
 そうしてというのだ。
「落ちても溺れない」
「それで水中で戦うこともな」
 モンスター達と、というのだ。彼等は至る場所にいるのもこの世界だ。
「出来るしな」
「だからだ」
「泳げる様にしたな」
「全ての将兵をな」
「海自さんみたいにな」 
 帝国海軍の頃からのことだ、海上自衛隊はまさに全員が泳げる様になるまで熱心に訓練を行うのだ。
「そうしたな」
「だから今回もだ」
「このことは大きいな」
「そこに飴もあれば」
 その舐めていれば水中でも行動出来るそれがだ。
「連中が海に引き摺り込んでもな」
「戦える」
「そうなる、だからな」
「飴も必要だな」
「かなりの数を持って行ってだ」
 そうしてというのだ。
「そのうえでだ」
「将兵達に持たせてな」
「舐めさせる」
「そうもしていくな」
「考えられる限りのことを全てしてだ」
「それも探してな」
「そしてだ」
 そのうえでというのだ。
「用いてだ」
「そうしてな」
「戦っていく、勝つ為にな」
「出来る限りのことをな」
「そうだ、だから兵糧もな」
「本当に用意したな」
「携行出来るものもな」
 これまでというのだ。
「そうした、だがここでわかった」
「何がだ?」
「米より麦の方がだ」
 こちらの穀物の方がというのだ。
「保存出来るものは作りやすいな」
「ああ、パンか」
「米なら餅になるが」
「餅米使わないと、だしな」
「そうだ、米は持ち運びにかさばり」
 その米の欠点を話した。
「炊くにしてもな」
「時間がかかるな」
「そして保存もだ」
「効きにくいよな」
「干し飯もあるが」
 それでもというのだ。
「あれよりもだ」
「麦か」
「そうだ、ビスケット等ならな」
「ああ、あれか」
「かさばらないしだ」
「保存も効いてな」
「米よりはな」
 これを炊くよりはというのだ。
「作りやすい、特に保存にだ」
「丁度いいな」
「だから携行する時はな」
「米より麦か」
「その方がいい、東の浮嶋での戦では特に気にならなかったが」
 それでもというのだ。
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