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レーヴァティン
第二百七十五話 邪神の島その二

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「送れるだけの兵を空船で送り」
「そこに俺達もいてな」
「クトゥルフの島に降下してな」
「空船は何往復もさせてな」
「俺達を含めて移動の術を使える者がな」
「一旦浮島に戻ってな」
 その移動の術を使ってだ。
「多くの将兵や物資と一緒に」
「クトゥルフの島に戻る」
「それを繰り返してだな」
「そうだ」
 その様にしてというのだ。
「出来る限り迅速にだ」
「大軍を送るな」
「俺達が移動の術を使えばな」
 そうすると、というのだ。
「かなりの数の人間を送れる」
「だから俺達はな」
「文字通りだ」
「フル稼働だな」
「それでだ」
「移動の術を使ってな」
「クトゥルフの浮島に百万の軍勢を集結させる」
 東西の浮島のそれぞれの兵達をというのだ。
「そうする」
「そうだよな」
「だからだ」
 それ故にというのだ。
「いいな」
「俺達は馬車馬みたいに働くか」
「その時はな」
「全ては勝つ為だな」
「戦は頭とも言うが」
 数そして補給と共にだ。
「それは策略だけでなくな」
「工夫も入るな」
「頭を使うにしても色々だ」
「策略や戦術、戦略を考えてな」
 そうしてというのだ。 
「工夫もだ」
「考えるものだな」
「だから今はな」
 是非にというのだ。
「俺達もだ」
「そうした工夫をな」
「考えてだ」
 そうしてというのだ。
「実行に移していく」
「それでいけると思ったらな」
「賭けはしない」
「工夫でもな」
「失敗する可能性が高く」
「成功したら大きくてもな」
「失敗すれば全てが終わる」
 そうなる様なというのだ。
「工夫、これは策略でも戦略戦術でもな」
「同じだな」
「ここぞという時に賭ける時はだ」 
 そうした場合はというと。
「そこで成功しないとだ」
「負ける時だな」
「そうした時でもないとだ」
「博打はしないことだな」
「後がないなら」
 それならというのだ。
「もうな」
「やるしかないな」
「そうだが」
 それでもというのだ。
「別にそうでもない時に博打をするとな」
「成功すれば波に乗れるが」
「失敗すればな」
「かなりやられるな」
「そうなるからだ」
 それ故にというのだ。
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