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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第二百七十二話
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はりつくF4EJ改。
先にF4EJ改が地下港に入り、トレイターが追う。
「いっくん。私はもう少しやることがあるから、カンへリアに戻るよ。あの戦闘機光学迷彩あったよね?」
「あるよ。ステルスも万全」
「じゃ、借りていくね」
そう言って艦長席を立った束さんは俺の唇にキスをしてブリッジから出ていった。
帰りはF4EJ改を使うのだろう。
しかし短距離とはいえ、セーフティが作動してないとはいえ、3連続フォールドをかましたF4EJ改で帰るのは少し不安ではある。
うち一回はトレイターのフォールドに便乗したとはいえ超空間はまだ未知が多いのだ。
とはいえトレイターも3連続フォールドをしているので使うとすれば帰りは海路だ。
トレイターにはフォールド技術の応用で船体表面に次元の膜を貼り超高速巡航を可能とするディメンジョンマスカーがあるとはいえかなりかかる。
喜望峰ルートで数時間だ。
それを考えるとF4EJ改で帰った方が早そうではある。
束さんが出ていってしばらくすると箒が戻ってきた。
「お疲れ様」
「この程度どうと言うことは無い」
「ふふ、キロ単位の山火事を数分で鎮火しておいて大したことないとは。順調に人外になっててうれしいよ」
冗談めかして言うと箒少しうれしそうに、照れくさそうにした。
「さて、それでは帰ろうか。一夏」
「ああ、今何時だ?」
「昼過ぎだな。家で食べて行け」
と言って指を上に向ける。
つまり箒の家、神社だ。
「学校どうしよう」
「今日はサボれ」
「っていうかお前学校は?途中で抜けたの?」
「もちろんそうだが?」
「すまん」
「気にするな」
箒がストレッチャーの取手を握る。
「今日一日きっちり休め。明日色々やるのは臥煙さんから聞いている」
「はいはい」
なんとか、一日以内に戻ってこれた。
明日の決着を、見届けることはできそうだ。
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