暁 〜小説投稿サイト〜
夢幻水滸伝
第二百六十六話 決戦を選択その五

[8]前話 [2]次話
「まさに」
「そういう奴でな」
 それでというのだ。
「別に民はや」
「害するつもりはないですね」
「そや、その辺りの人格最底辺の屑やとな」
 そうした輩はこの世界にも存在している。
「どんな力があってもな」
「何も出来へんですね」
 緑麗が応えた。
「自分のことだけしか」
「どんな力があってもな」
「そうですね」
「まあどんな想いがあってもな」
 それがどれだけ崇高で素晴らしいものでもというのだ。
「力がないとな」
「同じですね」
「ほんまに両方ないとな」
 さもないと、というのだ。
「ことは為せん」
「そうですね」
「自分等星のモンは力があるからな」
「後は心ですね」
「聞いた限りそれがあるモンばかりやからな」
 星の者達はというのだ。
「それがや」
「ええことですね」
「ほんまにな」
「それ故に戦は一戦で終わらせる」
 白も言ってきた。
「そうですね」
「その通りや、ほなな」
「羅さんとですね」
「そのことを話していこな」
「それでは」
 白も頷いた、そうしてだった。
 彼はここでだ、施にこう申し出た。
「ほなお二人で」
「自分と羅でか」
「直接会われて」 
 そのうえでというのだ。
「お話をされては」
「そうしたらええか」
「どうでしょうか」
 こう言うのだった。
「ここは」
「そやな」 
 施は白の言葉に少し考えた、それから答えた。
「そうしよか」
「実際にですね」
「そしてな」
 そのうえでというのだ。
「決めるか」
「そうされますか」
「ほな今度はこっちから使者を送る」
 北京までというのだ。
「そしてや」
「羅さんに申し出られますね」
「そうするわ」
 実際にというのだ。
「ここはな、ほなな」
「はい、そうしてですね」
「そのうえでな」
「決戦の場を決められますね」
「そうしよか、ほなな」
「使者をですね」
「北京に送ろうか」
「それでは」
 こう話してだった。
 施は早速使者を北京に送り羅に自分の言葉を伝えさせた、羅は使者から彼の考えを聞くと使者に笑って答えた。
「その申し出乗った」
「それではですね」
「そや、ほなな」
 使者に対して述べた。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ