4/13 謎の声
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ビの中へと引きずり込まれていく。
って、ヤバい!
腕だけではなく、ついに頭までテレビの中に入ってしまう。
何か空間があるな。結構広いぞ。
いや、そんなのんきなこと言ってる場合じゃない!
俺は左手でテレビの縁を掴むと、戻るために力の限り力を込める。
よし、戻れた。って、イッテぇ!!
力を入れて戻ってこれたのは良いが、入れ過ぎた反動で後頭部を机にぶつけてしまった。
「だいじょうぶ?」
痛みで悶絶していると、寝ていたはずの菜々子の声が聞こえる。
起こしてしまったか。
「起こした?」
「すごい音したから…」
「ごめん。大丈夫だから。おやすみ」
「…うん、おやすみなさい」
階段を下りる音がしたことから、菜々子は部屋に戻ったみたいだな。
いや、それより……。何が起きたんだ……。
信じてもらえないだろうが、明日話してみるか。
痛みをこらえながらも、布団に入り寝ることにした。
―――――我は汝、汝は我。汝、目覚めの時なり。我、汝の敵を屠る剣とならん。我が名は――――。
―――――彼の者の目覚めを待ちし、同胞たちよ。彼の者、未だ目覚めの時にあらず。今しばらく、時を待とう。
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