暁 〜小説投稿サイト〜
ペルソナ4〜覚醒のゼロの力〜
4/13 謎の声
[4/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
…ってヤツ。それ、運命の相手なんだって」
「何だそりゃ?何言い出すかと思えば…。お前、よくそんな幼稚なネタでもいちいち盛り上がれんな」
「よ、幼稚って言った?信じてないんでしょ!?」
「信じるわけねーだろーが!」

“マヨナカテレビ”?運命の相手が映るねぇ……。

本編にあったか?覚えてないってことは、これはストーリーに深く関わってるってことか。

陽介の反応が普通だろうな。普通、そんな話信じないよな。

「だったらさ、ちょうど今晩雨だし、みんなでやってみようよ」
「やってみようって…。お前、自分も見たことねえのかよ!久し振りに、アホくさい話を聞いたぞ…。それより、昨日のアレって、やっぱり“殺人”なのかね?実はその辺に、犯人とか居たりしてな。…ひひひ」

魔女か、お前は。

「そういうの面白がんなっての。幼稚はどっちだよ…」
「花村だな」
「肯定すんなよ!!」

いや、俺もそう思ってたし。

「とにかく、今晩ちゃんと試してみてよね」

“マヨナカテレビ”、何が映るのかな、と。

あっ、そうだ。ジュネスに来てることだし、丁度良いから買い物していこう。

あの空っぽの冷蔵庫に、食材を入れるとしよう。





買い物を終えて家に帰ると、やっぱり叔父さんはいなかった。

今日も帰って来ないのかな。

「おかえり」
「ただいま。今作るね」
「今日も作るの?」
「惣菜もあるけどね」

俺の料理スキルだと、今から何品も作るのは無理だ。休みの日なら違うんだろうけど。

今日は、ロールキャベツもどきを作るか。

あらかじめ半分に切られていたキャベツを3・4cmに切り、ベーコンも同じように切っていく。

「何作るの?」
「ロールキャベツみたいなやつ」
「ロールキャベツとは違うの?」
「ちょっと違うね」
「ふーん」

菜々子ちゃんはつま先立ちをしながら、俺が料理するところを熱心に見ている。

ここまで見られると、恥ずかしさも覚えるな。

次に、切ったキャベツとベーコンを鍋に押し込み、塩コショウを振りかける。

水を4分の1投入し、蓋をして弱火にかける。キャベツから水が出るから、そんなに入れなくてOKのはずだ。

火が通ったころ、ミートソースの缶詰を1缶ぶちこみ、さらに煮込んでいく。

完成したら、皿に盛り付ける。で、食事の時間だ。

夕食は出来たけど、やっぱり叔父さんは帰って来ないか。

「食べようか」
「うん」

準備を終え、居間に持って行き食べることにする。

「美味しい、菜々子ちゃん?」
「うん、美味しい!」

それは良かった。失敗したら、目も当てられん。

食べていると、玄関の引き戸が開く音がした。

「あっ、
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ