251 英国の女王達
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ライオンとユニコーンはすみ子が出した結界の中で暴れ続ける。体当たりをした後、結界が破られた。
「あ・・・」
すみ子は絶望に陥りながらももう一度、銃で二体の動きを制しようとした。川村のバズーカ、山口の矢、そしてヤス太郎のパチンコで攻撃する。そしてアルバートの方は大野達が攻めにかかる。だが、剣を振られた上にライオンとユニコーンの守護の力が働いている為かダメージを与えられない。
「大天使カタリナ!」
ジャンヌはカタリナを召喚した。
「カタリナ、この者達の守護を頼む!」
「はい、車輪よ、この悪しき化身を轢き給え」
車輪がライオンとユニコーンの真上に現れ、潰そうとした。だが、車輪を避けられる。車輪は執拗に二匹を追うも意味なく、山口達へ向けて突進した。
「小僧達を噛み殺せ!!」
「く、来るでやんす!!」
ヤス太郎はパチンコで眠り玉を出して防御する。しかし、全く効かなかった。
「俺がやってやる!!」
川村がバズーカで穴を開けようと4連射で迎撃する。だが、素早くかわされた。
「俺が守りに入るよ!」
関根が山口達の前へ飛び出し、忠治の刀を振るった。黒い三日月形の刃が飛び、二匹の動きを止めた。だが今度は和光の怪獣達が来る。
「アルバートの聖獣を封じてもこれでは無駄だな!」
「そうはさせぬ!」
利通が碁石を出して手の端に置く。
「スベリ!」
和光の怪獣達が大野達から遠ざかった。
「俺の怪獣達が纏めて・・・!!」
だが怪獣達も怯まない。その中の一体・モスラが羽をバタつかせた。
「あ、あれは確か俺達を毒で苦しめる攻撃だ!」
「なら!」
すみ子が真上に銃を放つ。鋼鉄の壁が幾つも出現し、皆を毒から防ぐ。
(でもここからどう攻める・・・!?)
「それでは周りが見えんだろ!神よ、この壁を払い除けよ!!」
「させません!!」
エレーヌが金縛りを強めた。だが、ライオンが吠えると彼女の術も強制解除された。
「な・・・」
(まずい、止められない・・・!!)
エレーヌも絶望した。だが、急にライオンもユニコーンも動きが止まった。そしてすみ子達を襲おうとするも跳ね返される。
「これは一体・・・!?」
「む・・・、秤が我々の方に優勢と示している!!」
ジャンヌは秤を確認した。自分達の皿が重く傾いていた。
「遅くなって申し訳ない!」
「我々も手伝おう!」
二人の女性がいた。
「アルバート公、お前らの攻撃はこのクイーン・ベスが止めさせた。イングランド正教会の力でこの者達の力で苦しみから解放させる!!」
ライオンとユニコーンは消滅した。だが和光の怪獣が残っている。
「こいつらは私が片付けよう!」
もう一人の女性が動き出した。瓶を出す。
「この悪しき者を浄化するブランデーを喰らうがよい!」
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