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機動6課副部隊長の憂鬱な日々
第25話:オークション警備
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も士官学校出だからいきなり分隊長でさ。
 周りには俺なんかよりよっぽど優秀な魔導師がゴロゴロしてたんよ。
 俺はそのころ射撃とか砲撃魔法の類がド下手でさ。
 ポジション的にも全然指揮官向きじゃなかったよ」

俺がティアナの方に目を向けると,真剣な顔で俺の話に聞き入っていた。

「それに比べればティアナの射撃精度は抜群だし,
 指揮官としてのセンスもある。
 俺なんかよりよっぽど大成すると思うけどな」

「・・・そうでしょうか」

「ま,これからの努力次第だよ。焦ることはないと思うな」

俺がそう言った時,シャマルからの通信が入った。

『シャマルより各員へ,森林地帯にガジェットの反応出現。
 現在反応増大中。各隊は迎撃準備をお願いします』

「ロングアーチ02よりシャマル。距離は?」

『現在ホテルから600ないし700mの地点に出現中』

「ロングアーチ02了解。データを各員に送れ」

『シャマル了解』

俺は,レーベンにデータが転送されてきているのを確認すると,
ティアナに向き直った。

「ティアナ!今はとりあえず迎撃に集中しろ。
 無理はするなよ!いいな!」

俺がそう言うとティアナは少しつかえがとれたような顔で
返事を返してから,ヴィータたちの方へ走って行った。

「よし!俺たちも行くぞ,レーベン」

《はい,マスター》


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