第146話
[1/12]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
2月26日――――――
翌日、ハーケン平原の連合本陣を訪れたアリサ達はリウイに事情を説明してユミル訪問の許可をもらう為にメンフィル帝国軍の本陣へと向かったオリヴァルト皇子、アルゼイド子爵、ミュラー、アガット達遊撃士達と一端別れた後、ヴァイスラント新生軍の本陣へと向かってナイトハルト中佐とフィオナに面会したい旨を伝えると旗艦であるパンダグリュエルのブリーフィングルームで面会する事になり、パンダグリュエルのブリーフィングルームへと案内されて待機しているとナイトハルト中佐とフィオナがブリーフィングルームに部屋に入ってきた。
〜ヴァイスラント新生軍旗艦”パンダグリュエル”・ブリーフィングルーム〜
「お前達は………」
「エリオット!それにサラさん達もよくご無事で……」
「姉さんこそ、無事でいてくれてよかったよ……」
アリサ達を目にしたナイトハルト中佐が驚いている中フィオナは明るい表情でアリサ達を見つめて声を上げ、エリオットは安堵の表情で呟いた。するとその時ナイトハルト中佐は決意の表情を浮かべた後アリサ達に近づいてその場で土下座をした。
「ナ、ナイトハルト教官!?一体何を……!」
「―――――アルバレア、アルゼイド。”第四”によるクロイツェン州全土の”焦土作戦”………誠に申し訳なかった……!幾ら政府の命令に従ったとはいえ、私達”第四”はお前達の故郷を焦土と化した”大罪人”だ。俺の身はどうなっても構わん。その代わりに、俺と共に投降した”第四”の戦友達へは少しでも構わないから寛大な処遇にしてやってくれ……―――――頼む……ッ!」
「あ…………」
「ナイトハルト教官………」
「……………………」
「ラウラ……ユーシス……」
ナイトハルト中佐の突然の行動に仲間達がそれぞれ血相を変えている中トワが驚きの表情で声をかけるとナイトハルト中佐はクロイツェン州全土の”焦土作戦”の件に関する謝罪を行い、ナイトハルト中佐の謝罪を聞いたアリサは呆けた声を出した後辛そうな表情を浮かべ、ラウラは複雑そうな表情でナイトハルト中佐を見つめ、ユーシスは目を伏せて黙り込み、ガイウスは心配そうな表情でラウラとユーシスへと視線を向けた。
「私の方からも謝罪させて下さい……軍務の為とはいえ、父がクロイツェン州の人々を内戦の時以上の苦境に追いやってしまった事……本当に申し訳ございませんでした……父の犯した大罪の償いになるのならば、私の身もどうなっても構いませんのでせめてエリオットだけは父の大罪の償いに巻き込まないようにお願いします……」
「自分の身はどうなっても構わないって……姉さんまでそんなことを言わないでよ……!?」
「あたし達も第四機甲師団によるクロイツェン州全土の”焦土作戦”はクレ
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ