第146話
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姉弟子”としてショックでしたよ……」
「へ……リィン関連の情報でアネラスさんがショックを受けたって……」
「”姉弟子”としてという言い方からして恐らく”八葉一刀流”関連と思われますが……」
静かな表情で呟いたオリヴァルト皇子に続くように苦笑しながら答えたアネラスのある言葉が気になったアリサは呆け、シャロンは考え込みながら推測を口にした。
「リウイ陛下の話によると昨夜ミスルギ嬢の立ち合いの元、リィンはユン殿の手配によってカシウス卿から”八葉”の”奥義伝承の試し”を受け、その結果見事”至り”、”剣聖”の名乗りを許されたとの事だ。」
「なっ!?という事はリィンは”剣聖”に至ったのですか……!」
「おいおい、マジかよ……ったく、”将軍”かつ”総督”で、更に”剣聖”とか一体10代で肩書をどれだけ増やすつもりなんだよ、あのハーレムシスコン剣士は……」
「少し残念だったな……リィンの仲間としてリィンが”剣聖”になった瞬間に立ち会えなかったのだからな。」
「ん。どうせエリゼ達もそうだけど、黒獅子の学級(ルーヴェン・クラッセ)の人達も立ち会ったと思うから、出し抜かれた気分。」
「なるほどね……アネラスがショックだったのは弟弟子に八葉一刀流の剣士として完全に追い抜かれてしまった事だったのね。」
「あれ?そもそもアネラスにとっては”仮”とはいえ”妹弟子”の”白銀の剣聖”もアネラスよりも年下なのに既に”剣聖”だったんだから、別にリィンが”剣聖”になった所で”今更”なんだから、ショックを受ける必要もないんじゃないの〜?」
「ミ、ミリアムちゃん、もう少し言葉を選んだ方がいいですよ。」
アルゼイド子爵の話を聞いたラウラは驚きの表情で声を上げ、クロウは疲れた表情で呟き、残念そうな表情で呟いたガイウスの言葉に頷いたフィーはジト目になり、溜息を吐いたサラは苦笑し、首を傾げてある疑問を口にしたミリアムの言葉を聞いたエマは冷や汗をかいて指摘し
「あ、あはは………ミリアムちゃんの言っている事は事実だから私の事はあまり気にしなくていいよ。それに姉弟子としての面目躍如の為にすぐにリィン君やシズナちゃんに追いつくつもりだもの。」
アネラスは苦笑しながら答えた。
「それよりも”決戦”時地上のメンツに必要な飛行艇はどうするんだ?」
「それに関してだが俺達に協力してくれそうな飛行艇を保有している人物に心当たりがあってな。”決戦”時の地上のメンバーの移送の為にその人物に頼る事を考えている。」
「え……その人は一体……」
「まさかジンさん……ジョゼットさんに頼むつもりですか?」
アッシュの疑問に答えたジンの答えが気になったエリオットが呆けている中心当たりがあるエレインは驚き
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