第146話
[7/12]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
情を浮かべて呟いた。
「ねえねえ〜、それよりもナイトハルト教官はクレア達――――――”鉄道憲兵隊”の事について何か知らない?」
「私もそうだが将軍閣下も詳しい事は知らないが、”鉄道憲兵隊”には帝都防衛とは別の任務の命令が下っているという話は聞いている。」
「”帝都防衛とは別の任務”って十中八九、”裏の最後の決戦の地”でオズボーン宰相達を守る為にリィン達を迎撃する任務だろうね。」
「ええ、今まで手に入れた情報や現在の戦況を考えれば恐らくそうでしょうね。」
ミリアムの疑問に答えたナイトハルト中佐の話を聞いてある事を察したフィーの推測にサラは真剣な表情で同意し
「幾ら氷の乙女が直々に指揮をする鉄道憲兵隊が迎撃した所で、相手が悪すぎだろ……リィン達”灰獅子隊”だけでも精鋭や化物揃いなのに、そこにクロスベル、教会、ギルド、更に異世界の”化物”や”英雄”の連中が加わるんだから、足止めすらできないんじゃねぇのか?」
「それは………」
「何にしても”最終決戦”の時は紅き翼は二手に分かれて行動すべきだろうな。」
「片方はクレイグ将軍達を止めるメンバーで、もう片方は”裏の最終決戦の地”で待ち受けていると思われるクレア少佐達やジョルジュ先輩を救うメンバーか。」
「ええ。……それにフィー様もそうですが、お嬢様やわたくしもそれぞれの身内としてせめてフランツ様達の”最後”は見届けたいですから、できればわたくし達は”裏の最終決戦の地”に突入すべきですし……」
「あ………そうか……状況も考えたらアルベリヒもそうだが猟兵王も………」
「「……………………」」
疲れた表情で呟いたクロウの推測を聞いたラウラは複雑そうな表情で答えを濁し、ユーシスの提案を聞いたガイウスは静かな表情で呟き、シャロンの言葉を聞いてある事に気づいたマキアスは気まずそうな表情を浮かべてそれぞれ辛そうな表情を浮かべて黙っているアリサとフィーへと視線を向けた。
「つーか帝都一帯やその周辺は連合によって”転位”が封じられたそうだから、地上のメンバーが”裏の最終決戦の地”に向かうメンバーに合流できる事は考えない方がいいだろうな。」
「そうですね……それに二手に分かれて行動するのですから、”裏の最終決戦の地”に乗り込むのはカレイジャスでいいとしても、地上のメンバーの作戦行動時に必要な飛行艇を一機確保しなければならない問題もありますね……」
ある事に気づいたアッシュの言葉に頷いたセドリックは考え込みながらある問題を口にした。
「――――――ナイトハルト教官。わたし達は”紅き翼”として”身内の保護”の為に……………そしてこれ以上戦争の犠牲者を出さない為にも命を捨てようとするクレイグ将軍閣
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ