第146話
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力はどのくらいかわかりますか?」
ナイトハルト中佐から事情を聞き終えたガイウスは複雑そうな表情を浮かべ、エリオットは辛そうな表情でクレイグ将軍を思い浮かべ、重々しい様子を纏って呟いたアンゼリカの言葉に頷いたトワはナイトハルト中佐にある質問をした。
「……”第四”全体で言えば2割に当たる約4000だ。加えて”第四”に配備されていた軍用飛行艇は全て将軍閣下の指示で負傷者達をハーケン平原まで運ぶ為に運用した為、今の帝都防衛隊は飛行艇1機すら保有していない状況だ。」
「連合とヴァイスラントの総兵力は数十万なのに、それに対してたったの4000の上、飛行艇すらも保有していないなんて……」
「ハッキリ言って連合やヴァイスラントどころか、”先鋒戦”を担当する事になったノルティア領邦軍の連中だけでも過剰戦力なんじゃないの?」
ナイトハルト中佐の答えを聞いたエマは信じられない表情を浮かべ、セリーヌは呆れた表情で推測を口にした。
「……私の方からも聞きたい事がある。リベール侵攻の為にエレボニア帝国軍の大半を投入したハーケン平原での”大戦”でエレボニア帝国軍が敗戦した事でもはやエレボニアの”敗戦”は避けられないが………連合は敗戦後のエレボニアに対してどのような処遇を下すつもりなのかお前達は知っているのか?」
「ええ。実は大戦の後リベールの要請によって――――――」
ナイトハルト中佐の問いかけに頷いたサラはトワ達と共に戦後のエレボニアの処遇について説明した。
「まさかエリオット達のクラスメイトがお父さんと同じ”将軍”に昇進した上、戦後のエレボニアにとっては皇帝陛下よりも上位の存在になる”総督”に就任するなんて………」
「……シュバルツァー達もそうだが、ヴァイスラントに合流したゼクス中将閣下達の判断が正しかった事が証明されてしまうとはな……お前達は幾らエレボニアを救う為とはいえシュバルツァー達が元帥閣下を討った事に対して思う所はないのか?」
戦後のエレボニアの処遇を聞き終えたフィオナは目を丸くしてリィンを思い浮かべ、複雑そうな表情で呟いたナイトハルト中佐はアリサ達にある事を訊ねた。
「ありません。リィン達だって学院長を討つ事は本意でない事は私達も知っていますし、学院長が討たれるのを阻止できなかったのは私達の力不足だったんですから。」
「それに俺達やエレボニアの為に今までメンフィル帝国軍側として活躍し続け、辛い思いを抱えながら学院長を討って実際にエレボニアを救う事ができたリィン達を恨む等”筋違い”で、むしろ感謝すべきだと俺達も理解している。俺達Z組の”絆”を見損なわないでもらおうか。」
「……そうか………」
それぞれ真剣な表情で答えたアリサとユーシスの答えを聞いたナイトハルト中佐は静かな表
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