第146話
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ァイスラントによる帝都侵略に対して迎撃し、最後の一兵になってもこの命が続く限り戦い続け、そして果てる事になるだろう。……それが自らの手で国土を焦土と化させてでも連合との戦争に勝利する事を決めた政府――――――いやオズボーン宰相閣下に従ったわしなりの責任の取り方だ。」
「将軍閣下……!でしたら私が残りますから、どうか将軍閣下がフィオナ嬢達と共に帝都を脱出してください!私の家族は既に全員死別した上私自身も将来を共に歩むと決めた女性等いませんから、私よりもご家族がいる将軍閣下が生きるべきです!エリオットもそうですが、フィオナ嬢も将軍閣下が生き延びる事を望んでいるはずです!」
クレイグ将軍の悲壮な決意を知ったナイトハルト中佐は辛そうな表情を浮かべた後必死の表情を浮かべてクレイグ将軍を説得しようとしたが
「二人は帝国軍人たるわしの子供だ。戦争になればわしが戦死する事もそうだが、”焦土作戦”の指揮を執ったわしは戦後軍法会議にかけられて処刑される事による覚悟はできているはずだ。………フィオナの花嫁姿や成人して立派な大人に成長したエリオットをこの目にすることが叶わなくなったのは心残りではあるが……宰相閣下のかつての直属の副官として宰相閣下の暴走を止める事ができず、国民達を苦しめた挙句国土を焦土と化させてまでエレボニアに戦争を強要した結果祖国を敗戦へと追いやってしまったわしにはそのような事を望む”資格”等ない。」
「閣下……」
クレイグ将軍の決意は固く、説得は不可能である事を悟ると悲痛そうな表情を浮かべた。
「それと連合に投降した後は連合にお前達が帝都で迎撃態勢を取っているわし達を討つ為の出撃の嘆願をし、もしその希望に応じてもらえば”わし達を討て。”」
「な――――――何故私達の手で将軍閣下達を討たなければならないのですか……!?」
「戦後のエレボニアの民達の感情も考えれば連合もそうだがヴァイスラントも、お前達を処刑する事はなくても”焦土作戦”の責任を取らせる為に”処罰”を与える可能性は高い。その”処罰”を少しでも軽くする為にも、かつての同胞であったわし達を自らの手で討つ事で連合やヴァイスラントへの貢献をする事で連合やヴァイスラントのお主達の印象を少しでも回復せよ。――――――これはわしの”最後の命令”でもある。よいな、ナイトハルト。」
「将軍閣下……ッ!」
クレイグ将軍の説明と命令にナイトハルト中佐は辛そうな表情を浮かべてクレイグ将軍を見つめた。
〜現在〜
「という事はやはり将軍閣下はナイトハルト教官達の為にそのような命令を………」
「………父さん………」
「概ねミュゼ君が想定していた通りの理由だったね。」
「うん………あの、ナイトハルト教官。現在帝都に残っている戦
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