第146話
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等不可能ですから、帝都の市民達が自国の敗戦を悟るのも時間の問題ではないかと。」
「そもそも四州の中心部である帝都が連合に攻め込まれた時点でエレボニアは相当追い詰められている証拠だから、連合が帝都への攻撃を本格的に行えば自国の敗戦を察する市民達も出ると思うよ〜。」
ナイトハルト中佐の話を聞いたフィーは静かな表情で呟き、シャロンは真剣な表情で推測し、ミリアムは疲れた表情で推測を口にした。
「で?”焦土作戦”を行ってまで連合との戦争強行に加担していたアンタ達が敗北寸前の状況に陥ってから投降したのよ?アンタ達のことだから、どれだけ劣勢の状況になろうとも”鉄血宰相”達と共に最後まで抵抗すると想定していたのだけど。」
「セ、セリーヌ。もう少し抑えた言い方で質問してよ……」
「私への気遣いは不要だ。――――――それに彼女の言う通り、将軍閣下の”命令”がなければ私達も将軍閣下達と共に連合による帝都占領の阻止の為に最後まで抵抗するつもりだったからな。」
「ナイトハルトさん………」
「と、父さんの”命令”って………一体父さんはナイトハルト教官達に何の為に”連合への投降の命令”を出したんですか……!?」
セリーヌのナイトハルト中佐への質問の仕方にエマは冷や汗をかいて指摘したがナイトハルト中佐は自分への気遣いは不要である事を口にした後驚愕の事実を答え、ナイトハルト中佐の答えにフィオナが辛そうな表情を浮かべている中エリオットは信じられない表情を浮かべた後ナイトハルト中佐に訊ねた。
「それは――――――」
そしてナイトハルト中佐は当時の出来事を思い返しながら答え始めた。
二日前―――――
〜帝都ヘイムダル・帝都防衛隊基地〜
「将軍閣下、その話は本当なのですか……!?」
二日前クレイグ将軍に呼び出されクレイグ将軍からある話を聞かされたナイトハルト中佐は信じられない表情で確認した。
「うむ……乾坤一擲となる元帥閣下率いる大軍勢によるリベール侵攻はリベールとメンフィル・クロスベル連合、そしてヴァイスラント新生軍の迎撃によって”敗戦”した事で失敗した。元帥閣下は戦死した上更に半数以上の兵達も戦死し、残りは捕虜になったとの事だ。」
「あの元帥閣下が戦死………お待ちください………!リベール侵攻には我が軍の大多数が動員されました!リベール侵攻が失敗した事で半数以上の兵達が戦死し、残りは捕虜になったという事は現状のエレボニアの戦力は帝都に残っている我ら”第四”と鉄道憲兵隊、そしてアルトリザスの後方支援部隊のみではありませんか……!たったこれだけの戦力で連合―――――いえ、リベールと連合、ヴァイスラント相手に形勢を逆転させる等……!」
重々しい口調で答えたクレイグ
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